山際担当相が会見 和歌山に「まん延防止」適用へ(全文)13都県の「まん延防止」、延長か否かは来週判断へ
重症者増への対応、現状の対策で十分か
ニコニコ動画:ニコニコ動画です。連日お疲れさまです。今の大臣のコメントと関連すると思うんですけど、報道やネットなどでピークアウトの時期ばかりが話題になっていて、ある意味、予測ゲームのようにもなっている状況なんですけれども、重要なのはピークアウト後に遅れて増える重症者等の数で、これによって遅れて、医療逼迫の可能性があって死者も増加する可能性は、これ、あると思います。政府はピークアウト後の重症者の増加の可能性に向けて、現状の対策で、これ、十分だとお考えなんでしょうか。 山際:ありがとうございます。おっしゃるとおりで、もちろん新規感染者数がピークアウトしたとしても、当然、重症者は減るばっかりではないと思っているんですね。それでオミクロン株の特性を見ますと、もちろんオミクロン株そのもので重症化される方もいらっしゃいますが、基礎疾患をお持ちの方が、そのお持ちの基礎疾患が増幅されるという事例が相当報告されておりますんで、その方々がより重たい症状になるということ、これをわれわれ注視しておかなくてはいけないと思っているんです。そういう意味では、これは普段の医療と、それから感染症の医療と、ここの部分をどう密接に連携するかという話になりますから、当然、現場においてよりいっそうのオペレーション上の工夫というのが必要になると思います。 それから、これは当然、厚生労働省のほうでそういった認識に基づいて、現場で混乱しないようにどうすればいいかという話し合いは日々行われているものというふうに思いますが、その話と全体として重症者数を極力減らすということとは密接不可分な話なもんですから、われわれとしては注視しながら、極力その山が低くなるようにというオペレーションをやり続けると。そして一方で現場で、今、申し上げたように一般の必要な医療と感染症に対する対策とをどう連携するかということについて、これは現場でしっかりやれるような環境を整えていくということを同時にやらなくてはいけないという思いがあります。 ですから、質問にお答えするとなると、今のままではいけないだろうから、これからさらに運用上の工夫も含めてやらなくてはいけないという問題意識を持って、それに取り組んでいるということになります。 司会:ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは以上で会見のほうを終了いたします。 山際:はい、ありがとうございました。 (完)【書き起こし】山際担当相が会見 和歌山に「まん延防止」適用へ