山際担当相が会見 和歌山に「まん延防止」適用へ(全文)13都県の「まん延防止」、延長か否かは来週判断へ
分科会での議論で期待することは
朝日新聞:朝日新聞の森岡です。あした開催されると聞いております対策分科会について伺います。以前大臣がおっしゃっていたように、保育園だとか学校だとか職場だとか、いろいろ新しいクラスターが出ている部分についての対策ということが大きなテーマかと思うんですけれども、全国知事会などでは飲食店だけの今の対策では間違いだというような声も出ていて、そういうものを受けたものだと思うんですけれども、分科会での議論で期待されることなどについて大臣のご見解をお願いします。 山際:各知事さんから言われていることは、今、飲食店に時短営業をお願いしているわけですが、それそのものが駄目だということではないんですよね。それそのものだけではなくて、ほかでも出ているという現状に対してどうするかというふうにわれわれは受け止めています。ですからそれが今おっしゃったように、子供がいる環境、すなわち学校であるとか保育施設であるとか、そういうところでの感染の広がりが見られるということ。あるいは家庭内でも感染が広がっているということがこのごろ見られます。あるいは職場でもそうですね。高齢者施設もそうです。ですから、相当感染が起きる場所というのが広がってきているというご指摘を踏まえた上で、それら各場所における、どのような対策が必要かということは、当然議論をしていかなくてはいけないと思いますので、その辺りが中心になってくるのではないかと思います。 もちろん、そのコロナ対策分科会で議論していただいたことで、正論をうるということになれば、当然それは基本的対処方針に反映しなくてはいけないものがあれば速やかに反映させることになると思います。 司会:ほかにございませんか。NHKさん。
延長の必要性をどう考えているのか
NHK:NHKの関口です。最初の質問に関連してなんですけども、大臣のほうから東京の感染者数は言及あったんですが、ほかの12県について、こちら、延長の必要性等についてはどのようにお考えでしょうか。 山際:これも、ですから見ています。まさにそれ、東京都と同じようにほかの12県に関しても見ていますので、それぞれの県を全部丸めれば、だいたい先週今週比といわれる感染者数の増加の度合いを測っていく値が1台に落ちてきていますね。今日の東京は1.55だったかなと思いますが、ほかのところもおしなべて言えば1.5近傍だと思います。 これはもちろん、まだ1.5あるということは、来週になるとこのままのペースだと感染者数が1日当たり1.5倍になるということですから、まだ感染者数が増えるということになりますので、それが沖縄や山口や広島のように1近傍から1を切ってくるというところに入ってこなければ、感染は拡大しなくなったというふうにはいえないんだと思うんですよ。ですからそういうことをわれわれとしては、そういうことも含めてわれわれとしては見ているということです。 もちろん新規感染数だけでものを見ているわけではないので、医療がどうかということが一番大切なことなのでそこを見てますけれども、1つ分かりやすい数字という意味で言えば、それだけ見ても他県も東京都もだいたい同じような、そういう形で進んでいるなというのをわれわれは確認してますから、それを踏まえて適切に判断することになると思います。 司会:ニコニコ動画さん。