【インターハイ】着実に力を付ける注目の大分・柳ヶ浦高校。守備を引っ張る外園兄弟やエースの八尋らが語る初戦の帝京長岡戦やベスト8への想い
鍛えられる選手たち
そんな柳ヶ浦が練習会場としている平成令和の森スポーツ公園は、人工芝のグラウンドが整備されており、フルサイズのサッカーコートで練習が可能だ。この練習場は宇佐市内の団体であれば無償で借りることができるとのことで、柳ヶ浦は火曜日と金曜日に借りているという。 柳ヶ浦では部活も体育の授業として認定されており、単位が取得できるということで学校からの支援体制も整っていると言える。平成令和の森スポーツ公園で練習するAチームは、マイクロバスに乗れるだけの人数で構成されているとのことで、それ以外の部員たちは高校のグラウンドで練習しているという あまりないという2日間のオフが明けた7月9日の練習はインターバル走でスタート。規定の時間内でピッチの横幅を走りきるという練習で、きつそうな表情を浮かべつつ、チームメイトを励ます声が部員の間から出ていた。インターバル走で負荷を掛けたあとも、山本コーチの練習は走らせる内容で継続。 続いて行なわれたのは、選手を攻守に分けた、ハーフコートでの速攻の練習。攻撃側が5枚。守備側は3枚に、プレスバックして2枚が後追いで守備に加わるという設定だった。攻撃側はプレスバックの2選手が戻るよりも前にシュートを終わらせた方がよりゴールの可能性が上がるということで、手数を掛けず、シュートまでいくという意識が働いていた。カウンターをシュートで完結させる練習という側面と、心肺的な負荷をかける両方の目的が込められた練習だった。 ちなみに3枚の守備側は、時間を掛けさせてプレスバックの2選手が戻るまで我慢できれば失点の可能性を大幅に減らせる。そういう意味で守備側はいかに遅らせることができるのかが問われていた。 全体練習の最後は、フルコートよりも一回り小さめのピッチ(縦はペナルティエリアを除いた長さで、幅はペナルティエリアのサイズ)での7対7にGKを入れた練習だった。プロの川崎フロンターレでも同じピッチサイズでの練習はよく見られるが、シーズン中の川崎は基本的にGKを含めた11対11の設定で行なっている。 同じピッチサイズであれば、プレーする人数が少ない方がカバーするエリアは広がるということで、選手個々の負荷は高くなる。フィールドサイズは小さいが、選手も少ないため、選手たちは走ることが求められる。当然、オフ明けというタイミングを考えてのもので、意図的に負荷がかかるように設定されたものだと山本コーチは話していた。 炎天下の練習だったが、標高の高さと風が少々出ており、かろうじて過ごしやすさがあったが、それにしても高校生とはいえ大変そうで、練習の終盤には足をつる選手も出るほど。そうした日々の鍛錬の成果をどう全国大会で出してくれるのか、楽しみにしたい。
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