3つの指標を提案 専門家会議が会見(全文6完)解除後、社会経済活動は段階的引き上げを
議事録を情報公開請求したが不開示。委員が断ったのか
日本経済新聞:L.C.M.PRESSのおしどりさんからで、専門家会議の議事録は公開されておらず、発言者が分からない形での議事概要しか公開されていません。2月末に議事メモ、議事録を情報公開請求したところ、率直な意見の交換、意思決定が損なわれる恐れがあるとの理由で不開示でした。専門家会議の委員側からこのような旨を主張した事実があるかどうかを教えてください。 また、専門家会議の議事録は発言者が分からない形でのほうが望ましいかどうか、ご見解を教えてください。犯人捜しのような発言者開示ではなく、議論の中身を可視化することが信頼性につながると考える趣旨での質問です。 岡部:それは厚労省のほうのルールなので、厚労省のほうに聞いていただきたいんですけれども、専門家会議ということではなくて、私たちも誰がどういう発言をしたかというのは責任を持ったほうがいいと思うので、できればそういうようなほうがありがたい。それで少し改善されつつあるんじゃないかと思うんですが、開示請求について断ったかどうかというのはまったく知らないので、それについてわれわれはなんら申し入れとかいうことはやってないです。 日本経済新聞:ありがとうございます。 A:すいません、厚生労働省でございます。専門家会議、それから諮問委員会にいたしましても、基本的に政府の方針としては議事概要のほうで公表させていただいて、その上で、まさに1人1人どういったご発言をされたかというのを特定することにそれほど意味があるとは思っておりませんで、まさに専門家会議に関しましては、議論の中身ですとか、それから国民の皆さまにお伝えすべきことというのは、こうして先生方に中身を詳細に、こういった資料も用意してご説明をいただいているというような状況にございますので、基本的に内閣官房が事務局をやっておるんですけども、こういった形で中身をご説明させていただくことが適当だというふうに、われわれとしては考えてこのような扱いにさせていただいているところでございます。 岡部:ただ、専門家会議で議論してるところっていうのは、かなりコンセンサスはわれわれの中でずいぶんできてるところで議論ができています。というのは、その前にすでに勉強会やなんかでもけんけんがくがくで、場合によっちゃ怒鳴り合うぐらいの議論をやってるので、それがだんだんまとまってきて、会議の中でもっと多くの人と議論を経るというような形になっています。