何を着ても楽しくない…大草直子が<更年期のおしゃれを楽しむ方法>を徹底解説。「40代に入ったら絶対にすべきなのは…」
◆更年期におすすめの服、下着 まず、下着を見直しました。 ワイヤーが入っているものやレースなどの装飾が多いものは避け、バストトップが当たる部分も含めてコットンやシルクなどの天然素材を選ぶようにしています。 イタリアのインティミッシミには、買いやすい値段のブラジャーやショーツ、キャミソールが揃っています。 冷えは大敵なので、腹巻きやキャミソールなども活用します。ただし、これもできる限り天然素材を。化繊や機能素材は肌を乾燥させることがあるので避けたいです。 ニットもカシミヤやウールが良いでしょう。 体重が増えた場合は、ビッグサイズのシャツがオススメです。襟や前立て、カフスが、少しぼんやりしたボディラインをシャキッと見せてくれます。 デニムがきつくて辛い、それならお休みしましょう。 土踏まずのアーチがゆるくなるのも更年期の特徴なので、ハイヒールはしばらく脇に置いて、スニーカーやローファーを主役に。
◆絶対に必要なこと 無理して、以前と同じコーディネートをする必要はない代わりに、絶対に必要なのがエクササイズ。 体型を戻す、キープするが大きな目的ではなく、筋力をつけ、骨粗しょう症を防ぐため! 閉経後、骨がもろくなるので、40代に入ったら、自分ができる範囲での運動をしましょう。 ウォーキング、軽いランニング、余裕があったらパーソナルトレーニングやピラティスなど。 ヨガも良いのですが、ヨガ愛好者は、筋肉をつけるエクササイズも別で考えたほうが良いそうです。 こうして書いているだけで、いろいろなことが起きる年齢だからこそ、それこそ新しい人生、おしゃれに変換させることが大事だということがわかります。 怖がらず、共に、ね。 ※本稿は、『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』(マガジンハウス)の一部を再編集したものです。
大草直子
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