48歳の新庄剛志氏トライアウト適時打パフォに”ネット民”は感動「日ハムは獲るべき」の大エールも…シビアな現状とは?
突然の復帰宣言を行ったのは昨年11月である。2006年に現役引退後、野球界から離れ、モトクロス挑戦や、バリ島移住などの生活を送っていたが、13年の空白を経て、突然、インスタの動画を使い「みんな、夢はあるかい? 1%の可能性があれば、必ずできる。きょうからトレーニングを始めて、もう一回、プロ野球選手になろうと思います。みんなも何か挑戦しようぜ」と宣言。そして、1年後のこの日、トライアウト挑戦の公約を守った。 第2の人生のハイライトとも言える1日を終えた新庄は、「バリから1年前にプロ野球選手になると言って、正直、ちょっと無理じゃないかなという時期もあったけど、みんなのサポート、応援があって、今日この場に立てた。自分に対して感動している」と、ファンへ感謝の言葉を伝え、ひとつの達成感に浸った。 「この1年、自分に勝てたと思った。現役時代はセンスがめちゃくちゃあったからね。なんでみんな(治療や体のケアのために)トレーナー室にいくんだろう?と思っていた。でも(トレーニングで)肩やら足やらが張ってきて、やっと野球選手の気持ちがわかった」 この1年間、壮絶なトレーニングを自らに課してきたことを明かし、新庄らしく、そのプロセスを自画自賛してみせた。 SNSやネット上でも、新庄がトライアウトで見せたプレー、その現役時代と変わらぬまでに鍛えられた肉体、そして何よりその努力と勇気に称賛の声が溢れた。 「スーパーヒーローだ!」「とても48歳とは思えないプレー」「トライアウトを受けたことに意義がある」「心を動かされた」「ワクワクした」「勇気をもらった」 この反応だけでも新庄の挑戦に意義はあっただろう。 そして複数のメディアに日ハムGMの新庄獲得に消極的なコメントが掲載されると、「なぜ獲らない」「今の日ハムに必要な戦力」「コーチ兼任で獲得すればいい」「雰囲気を変えられる人物」と、獲得すべきだとのエールで“炎上”する現象が起きた。なかには背番号「1」の後輩、斎藤佑樹と比較し「斎藤を残すなら新庄を獲るべき」との辛辣な意見もあった。