“医療崩壊”の心配も?──この夏「新型コロナ」が急増、ナゼ? 「熱中症」と似た初期症状 手足口病も流行【#みんなのギモン】
■手足口病、38都府県で警報レベル超
山崎アナウンサー 「小さなお子さんの間で流行しているのが、手足口病です」 鈴江アナウンサー 「私の息子も先週なりました。保育園などでもはやっていると聞きましたし、小児科の先生もおっしゃっていました。子どもがかかるというイメージなんですけど、最近は大人もかかったという話を聞きました。だいぶ流行が進んでいるのかなという気もします」 森アナウンサー 「大人がかかると症状がひどくなるんですよね」 山崎アナウンサー 「感染ルートはいろいろあると思うのですが、例えば子どもから親にうつってしまうと親が重症化するケースも起きています。手足口病は、手足や口に水泡状の発疹ができるウイルス性の感染症です」 「7月1日~7日の1週間で報告された1医療機関あたりの感染者数は11.46人と、15週連続で増えています。国立感染症研究所IDWR速報データに基づき都道府県別で見ると、警報の目安とされる5人を超えているのが38都府県に上ります」 「子どもを中心に夏に流行するイメージですが、子どもから大人が感染して重症化することも多いため、改めて注意が必要です」
■医師に聞く…感染症対策の基本
斎藤キャスター 「この夏、熱中症・新型コロナ・手足口病といろんなものがはやっています。どういう対策をしたらいいんですかね?」 山崎アナウンサー 「伊藤院長によると、まずは感染症対策として小まめに手洗いをすることがあります。ただ、手足口病のウイルスはアルコール消毒では完全に消すことができないので、石けんを使ってしっかり手を洗うことが大切です」 「外から帰ったら手洗い・うがい、さらには入浴で全身をきれいに洗うことも大切ということです」 「また新型コロナや手足口病の飛まつ感染防止にはマスクも有効ですが、熱中症予防の観点から、屋外などの暑い場所で着けているのはやはり危険。なかなかこの暑さで着けるのは難しいです」 「そこで、例えば混雑した乗り物の中や病院ではマスクをするといった、ピンポイントで使ってくださいということでした」 「熱中症予防には適切なエアコンの使用も大切ですが、冷気を逃がさないようにとずっと窓を閉め切っているのは、感染症対策としてはNGだということです。少し暑くなるかもしれませんが、小まめに換気をすることにも気を付けてほしいといいます」 鈴江アナウンサー 「家に帰ってくると中が暑いので、夜にちょっと気温が下がった時間帯に換気するようにしています。マスクをピンポイントで使うなど、夏だからこそできる感染対策は続けたいですね」 山崎アナウンサー 「換気して暑い空気が入ってくると熱中症のリスクは上がりますが、効果的に空調なども使っていきたいです。初期症状が似ていることもあります。自分だけではなく周りのお子さんや高齢者の様子にも気を配り、声をかけ合っていけたらなと思います」 (2024年7月16日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)