「ミスが許されない世界。アナウンサーの言葉が持つ影響力」フジ・上垣アナ×カンテレ・秦アナ 親友2人が本音対談
■うっかりミスが許されない世界 中継で実感した秦アナ
フジ・上垣アナ:奈良の実家経由で母から聞いた話にはなるんだけど、カンテレでも台風10号の時、令欧奈(秦アナ)が駅で交通の情報を伝えたんだよね? カンテレ・秦アナ:新大阪から、交通情報を伝えたの。 でもねそれで、間違いをしてしまって、、、 その時は、『運転見合わせ』っていう状況だったのね。 それで、中継の最初の方の文言では、『今、東海道新幹線が運転見合わせしています』って話したんだけど、最後の方に、『運転を取り止め』って言っちゃって。 それだと、意味が違ってくるの。
<2024年8月29日放送 台風10号の影響 新大阪駅交通情報中継 秦アナが実際に話した内容>
【冒頭】「私が新大阪駅に来たのが、1時間ほど前、午後4時ごろなんですが、その時は目立った混雑は見られませんでした。しかし、午後4時半ごろ、突然、東海道新幹線が雨の影響で『運転見合わせ』を発表しました」 【後半】「突然雨の影響で、東海道新幹線『運転取り止め』ということで、『どうしようもない』という非常に困惑している声も聞かれました」 運転『見合わせ』だったら、今後動く可能性があるだけど、『取り止め』だったら、その日はもう動きませんというニュアンスを与えかねないのね。 僕が「新幹線が運転を取り止めている」と言うことによって『新幹線が運転『見合わせ』だったら帰れるかも」と思って、新大阪駅に来るはずだった人が、来なくなっちゃうかもしれないじゃん。 カンテレ・秦アナ:だからこそ、アナウンサーの仕事は『うっかりミスが許されない世界』なんだと実感した。 フジ・上垣アナ:本当にそうだね。 カンテレ・秦アナ:だから、今でもめちゃくちゃ反省している。 フジ・上垣アナ:『あの時の伝え方は、あれで正しかったのか』って思いながら、改めて責任感の大きさを感じるってことだよね? カンテレ・秦アナ:そう。責任感の大きさを感じる。 フジ・上垣アナ:いやー、ほんとだよね。僕たちは、新人アナウンサーで、この前まで、学生だったわけだけど、視聴者の方の前に立ったら関係ないもんね。 プロのアナウンサーだもんね。 カンテレ・秦アナ:うん。それはすごく思う。 フジ・上垣アナ:そうだよね、怖いよね。そういう意味ではね。 カンテレ・秦アナ:怖かった。
【関連記事】
- 【速報】「痛みを治してくれ。足を動くようにしてくれ。そうじゃなければ死ぬ」手術ミスで腰の神経一部切断 患者は両脚のまひなど後遺症 赤穂市民病院に勤務していた医師を業務上過失致傷の罪で在宅起訴
- 「限界ニュータウン」新築時2600万円が113万円 「だまされたとは思わないけど…」 “バブル期”開発 街から離れ、病院も学校もなく
- 寺で繰り返された性的暴行 「坊主に逆らうと地獄に落ちる」と脅され 尼僧が涙の訴え 髪を毎晩そられて…
- 中学教師が「セックス」指導 “コンドームの付け方実践”や“出産シーン鑑賞”に挑戦 「先生セックス何回したことある?」なんて質問も
- 親子ら5人で「カップル」に暴行『全裸で土下座』させた疑い 息子が“からかわれ”母怒り報復で犯行か