「ミスが許されない世界。アナウンサーの言葉が持つ影響力」フジ・上垣アナ×カンテレ・秦アナ 親友2人が本音対談
■テレビだけじゃない発信手段
カンテレ・秦アナ:でも、めっちゃ嬉しいこともあって。 カンテレのSNSで、台風の時に注意すべきことや、用意すべきこと、どの辺りが危ないかなどの、呼びかけをさせてもらった。 あと土砂災害や洪水災害に関して、リアルタイムでどのエリアが危ないか把握することができる「キキクル(危険度分布)」の使い方とかを伝えた。
■言葉の持つ影響力
カンテレ・秦アナ:SNSで自分が情報を発信したことによって、視聴者の方が災害に向けて準備をして、最悪の事態を免れた人が、もしかしたらいるかもしれないって思って。 誰かの役に立ったのかは、わからないけど、役立つ情報を届けられてるっていうのは、働いていて、嬉しいって言ったら、言い方が悪いかもしれないけど、『やりがい』だね。 コメント欄を見て『じわぁー』ってなった。良いことをしたんじゃないかなって思えた。 フジ・上垣アナ:よかったね。それは。本当にそうだと思う。 放送の影響力って大きいもんね。 そこがなんか、変な感じがするよね。 自分は、一人で、話しているだけなんだけど、でも、その言葉が持つ影響力がこんなに大きいんだって、思うよね。 カンテレ・秦アナ:確かに。
■天気予報の「ちょうどいい読みの速さ」 たどり着いた1分315文字
カンテレ・秦アナ:ガッキー(上垣アナ)は、アナウンサーの仕事で、課題や悩みはある? フジ・上垣アナ:いや、もう課題だらけだよ。 何か一つあげるなら『ちょうどいい読みの速さ』って、どこなんだろうとか。 僕が担当している『めざましどようび』のお天気コーナーって、時間は元から決まってるの。 1分半の尺なら1分半で収める必要があって、原稿はスタッフの人たちと協議をして決めるんだけど、原稿の量を自分からも、ある程度、意見が言えるのね。 フジ・上垣アナ:それで、原稿の作成もするんだけど、そうなった時に、情報量が多ければ多いほど、読みが早口にならざるを得ないの。 だけど、早口になりすぎて、理解ができなかったら、意味がない。 だから、どこがちょうどいいバランスのスピードなのか悩むんだよね。 カンテレ・秦アナ:伝えたいことは、いっぱいあるかもしれないけど、多すぎて伝わらなかったら本末転倒だし、ちょうどいい量で伝わる速さで読む必要があるもんね。 フジ・上垣アナ:そう。今僕がいいバランスだと思っているのは、1分315文字ぐらい。 カンテレ・秦アナ:1秒当たり5文字程度かな。そうなんだ、考えたこともなかった。 フジ・上垣アナ:でも、せめぎ合いだよね。そこはね。
【関連記事】
- 【速報】「痛みを治してくれ。足を動くようにしてくれ。そうじゃなければ死ぬ」手術ミスで腰の神経一部切断 患者は両脚のまひなど後遺症 赤穂市民病院に勤務していた医師を業務上過失致傷の罪で在宅起訴
- 「限界ニュータウン」新築時2600万円が113万円 「だまされたとは思わないけど…」 “バブル期”開発 街から離れ、病院も学校もなく
- 寺で繰り返された性的暴行 「坊主に逆らうと地獄に落ちる」と脅され 尼僧が涙の訴え 髪を毎晩そられて…
- 中学教師が「セックス」指導 “コンドームの付け方実践”や“出産シーン鑑賞”に挑戦 「先生セックス何回したことある?」なんて質問も
- 親子ら5人で「カップル」に暴行『全裸で土下座』させた疑い 息子が“からかわれ”母怒り報復で犯行か