「愛があっても、乗り越えられない」出産後に関係が破綻する夫婦と、そうでない夫婦の“決定的な違い”
子が産まれることで、行動、時間、お金に制限が増える
<「好きだけじゃやっていけないよ」の意味が理解できるようになる> そして、次にお話するのが一番よくあるケースだと言っても過言ではないでしょう。 それは、出産による夫婦関係の変化です。子どもが産まれると、これまでの夫婦生活はガラリと変わります。 言葉を選ばずに申し上げますと、これまでにしていたことの多くができなくなります。つまり、行動、時間、お金が制限されるようになるんですね。 ほとんどの場合、妻である女性は出産を機にこれまでの生活態度を改めます。しかし、夫である男性が子どもがいなかったときのように生活態度を改めないと、どうなるか? 妻である女性はその変わらない姿にイライラし、嫌悪感を抱くようになります。なぜなら、放っておいたら死んでしまう生き物と必死こいて向き合って育てているのに、思ったパフォーマンスをパートナーが発揮してくれないからです。 育児にまったく積極的じゃない。都合がいいときだけ育児に関わってくる。積極性はある方だけどポンコツ。などなど。こういった夫の態度をずっと見ていたら、イライラしてくるのは当然なんですよね。 ここではっきりと注意したり指摘したりして、それで夫の態度が改まるのであれば夫婦関係の破綻を防ぐことはできます。 しかし、仕事の大変さや忙しさを言い訳にして、生活態度や育児に対する向き合い方が変わらないままだと、「好きだけどさすがに目に余りすぎる」という状態になるわけです。この状態がずっと続くと、元々がいくらラブラブカップルであったとしても、遅かれ早かれ関係性が破綻します。 だから、結婚した先人たちの言う「好きだけじゃやっていけないよ」という言葉の意味は、出産後に噛みしめる事実になると言えるでしょう。 では、「好きじゃないと許せないことがある」というのは、どれぐらいのレベルのことなのか? 次回はそのお話をしたいと思います。
【Profile】藤本シゲユキ
悲恋改善アドバイザー改め、リアライフカウンセラー 京都府出身。17歳から29歳までギタリストとして、バンド漬けの日々を送るが、30歳を迎える前に以前から興味があったホスト業界に転身する。入店2ヶ月目でNo.1の座を獲得し半年後に退店、独立。その後、5年間にわたりホストクラブの経営者として奮闘するかたわら、現場で知り合った累計1,000人以上のお客様の恋愛相談をこなす。その時に培ったノウハウを更に改良し研究を重ね、現在はリアライフカウンセラーとして活動中。「日本中の女性を恋愛だけではなく人生単位で一生しあわせになれるよう導く」を天命とし、カウンセリングのみならず、書籍出版はじめ幅広く執筆。座右の名は「勤勉は幸運の母である」。