新幹線で「指定席」を予約したけど、隣の人が「犬」と乗車! ケースに入っていても怖いなら「自由席」に移動すべき?
新幹線での移動の際は、確実に座れる指定席を取って快適に移動を楽しみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。 しかし、いざ乗車したらとなりの席の乗客が犬をケースに入れて抱えているというケースもあるでしょう。動物が苦手な人にとっては、たとえケースに入った状態でもとなりにいるだけで緊張してしまうかもしれません。 本記事では、新幹線でのペット同伴ルールを解説し、トラブルを避けつつ快適に過ごすためのポイントを考えてみましょう。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
ペットを乗せるためのルール
■ペットのための席は取れない 新幹線では、ペットのために別の座席を購入することはできません。これは旅客営業規則147条5項に基づいており、1人につき取れる座席は1枚までと定められています。つまり、理由にかかわらず、1人で2席分を取ることは禁じられているのです。 ■普通手回り品きっぷを買う 犬や猫などを新幹線に乗せたい場合は、290円の「普通手回りきっぷ」を購入することで車内に持ち込むことができます。この手回り品については次のようなルールがあります。 ●全身が入るケースに入れ、顔が出ないようにする ●タテ・ヨコ・高さの合計が120センチメートル以内の動物専用ケースに入れる ●ケースと動物の重さが合計10キログラム以内である ●小犬・猫・ハトなどの小動物である(猛獣やヘビなどは不可) となりの乗客が、このルールを守っていれば問題はなく、ほかの席を買うべきだとは言えません。しかし、ルールに違反していないとはいえ、動物が苦手な人にとっては、動物がとなりにいる状況での移動が大きな精神的負担になることもあります。
動物が苦手な人がとるべき対処法
動物が苦手な人はこうした状況に遭遇すると、別の席に移動するしかないと感じるかもしれません。指定席から自由席に移ることは不満を感じるでしょうが、回避するためには1つの手ともいえます。 しかし、まずは車掌に相談することが重要です。車掌は、空いているほかの指定席への移動を提案するなど、乗客同士のトラブルを防ぐために調整してくれる可能性があります。ペット連れの乗客と対話することなく、問題が解決されるため、安心して乗車を続けることができるでしょう。 また、ペットの乗車に関するルールを知っておくことも大切です。ほかの席は取れないといったルールを知っておくだけでも、トラブルを回避できる可能性があります。
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