豪快に消火器を噴射するイヨ・スカイ（©WWE）

　WWEで、〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟イヨ・スカイの株が爆上がりだ。 　PLE「サバイバーシリーズ：ウォーゲームス」（30日＝日本時間1日、カナダ・バンクーバー）の軍団対抗戦・女子ウォーゲームスで、獅子奮迅の大活躍。トラッシュ缶（鉄製ゴミ箱）をかぶって金網上から驚異のムーンサルトアタックを放ち、消火器を噴射して相手チームを惑わすなど、ビアンカ・ベレア、リア・リプリー、ベイリー、ナオミのドリームチーム勝利に大貢献した。 【動画】イヨ・スカイが見せた衝撃のトラッシュ缶ムーンサルト 　リング上と同様に、試合後のバックステージでも〝主役〟はイヨだ。ベイリーとは、ユニット「ダメージCTRL」から追い出し、遺恨抗争を展開した間柄。試合中も一触即発の場面があったが、ベイリーは「同じチームになるために、何も必要ないこともある。幸せなファミリーに戻る必要はないし、ダコタ（カイ）やカイリ（セイン）とつるむ必要もない。私たちはただ試合に出て勝つだけでいい」とイヨを認める発言。イヨも「今夜のパートナーはベイリーでよかったか？」の問いに「すごくよかったよ」と答えて、雪解けムードを漂わせた。 　試合後の記者会見でもイヨが話題の中心に。イヨは女子世界王者リブ・モーガンへの挑戦権を持つが、リブは相棒のラケル・ロドリゲスを試合に介入させている。イヨも仲間を連れていくか、問われると「あの、私はダメージCTRLのメンバーだけどね」と、英語で言って笑いをとった。その上で「自分の力で勝ちたいと思う。でも仲間も信頼している。時間があるから、ちょっと考えてみるよ」と、リブからの世界王座奪取へプランを立てていくという。 　この日最大の見せ場だった、トラッシュ缶をかぶって金網上から月面弾を放ったことについても「どんな気持ち？　怖くはなかったか？」と質問を受けた。イヨは「えーと…」と急に日本語で言葉に詰まりながら、「トラッシュ缶の中は真っ暗で何も見えないよ。でも、私は飛ぶだけだ。それでおしまい。とてもシンプルね。私はトラッシュ缶を信頼してるから」と英語で絶妙な回答。再び報道陣の笑いを誘った。 　イヨは自身のX（旧ツイッター）にも、パープルとイエローにペイントされたトラッシュ缶の画像を投稿した上で「こいつはチームリアの6人目のメンバーだ」とポスト。昨年のウォーゲームスではトラッシュ缶をかぶって金網上からのクロスボディーで度肝を抜いたが、ゴミ箱への信頼も厚いようだ。 「WWEサバイバーシリーズ2024」は「ABEMA　PPV」で生中継された。