「目玉ゼリー」「指クッキー」気持ち悪くておいしい怪奇菓子が話題「娘のキャラ弁作り阻止」で作った弁当がきっかけで
── すごい人気ですね。100セットをご自宅で作ったのですか? ナカニシさん:日中、近くのカフェの厨房を借りて制作しました。そして、夜中はひたすら自宅で梱包作業。子どもが小さくて手はかかるし、お菓子を作るのも大変で、これではホテルの仕事はできない、と5日間休みをとって100セット作りきり、ことなきを得ました。でも、次のホワイトデーも1日で100セットの予約が売り切れて、またお休みをとって作ることに。こんな調子では仕事先のホテルにも迷惑をかけてしまうので、お菓子一本で食べていこうと決めました。ちょうどオーダーを受け始めて、1年経つ前です。いまも実店舗は持たずネット注文中心で、あとは自販機2台で販売しています。
PROFILE ナカニシア由ミさん なかにし・あゆみ。大阪府豊中市在住。「中西怪奇菓子工房。」工房長。短大卒業後ニューヨークへ渡米。趣味のホラー弁当作りを経て、2014年に怪奇菓子職人として独立。 取材・文/岡本聡子 写真提供/ナカニシア由ミ
岡本聡子