【広島好き】常廣羽也斗が一軍デビュー。カープのドラフト1位選手の初登板を調べてみた
9月8日のウエスタン・リーグ、福岡ソフトバンク戦で常廣羽也斗が完封勝利をマークしました。常廣は9回116球を投げて被安打8と苦しい投球でしたが、最終回も2死満塁のピンチを無失点で凌いでプロ入り後、初めて1人で1試合を投げ切りました。
この好投を受け、15日の横浜DeNA戦での一軍デビューが決定したと報道されました。ドラフト1位ルーキーの常廣ですが、春季キャンプでの出遅れもあり、ここまで二軍生活が続いていました。今季はここまで11試合に登板して2勝6敗、防御率4.06の成績を残している右腕に、新井貴浩監督は「どんな結果でもすごい経験になる」と期待を寄せています。
昨秋のドラフトでは大学ナンバーワン右腕の評価もあった常廣ですが、初の一軍でどんな投球を見せてくれるのでしょうか。今季のチームを支えてきた投手陣にも、もちろんドラフト1位入団の選手は多くいますが、今回は彼らのプロ初登板を調べてみたいと思います(成績は全て9月12日終了現在)。
今季はノーヒット・ノーランを記録するなど、エース復権の働きを見せている大瀬良大地は、2013年ドラフト1位入団。プロ初登板は2014年4月2日の東京ヤクルト戦(マツダ)で、1年目から開幕ローテ入りを果たした剛腕は7回を投げて被安打5、2失点と好投。
勝ち投手の権利を得て降板しましたが、リリーフが打たれて、勝ち負けは付きませんでした。失点はバレンティンに打たれた2ラン本塁打のみで、奪三振2、四死球1、投球数116球という内容でチームの勝利には貢献しましたが、初登板初勝利はなりませんでした。
大瀬良とともに先発4本柱の一角で、今季も10勝をマークしている2019年ドラフト1位の森下暢仁は、2020年6月21日の横浜DeNA戦(横浜)でプロ初登板。この年はコロナ禍で開幕が遅れ、開幕カード3戦目のデビューとなった右腕。
7回104球を投げて被安打4、四死球2、奪三振8で無失点と圧巻の投球で、プロ初登板初先発での初勝利は目前でしたが、9回に抑えのスコットが打たれて、チームは逆転負け。こちらも勝ち負けなしで終わっています。