【MotoGP】アレックス・リンス、2023年に負傷の右足を再び手術。万全の状態で2025年シーズンへ
ヤマハのMotoGPライダー、アレックス・リンスは先日、2023年に怪我をしていた右足の再手術を受けたことを報告した。 リンスは2024年シーズンにヤマハへ加入したが、今年は苦しい戦いが続き、ライダーズランキングでは31ポイント獲得の18位に留まった。そして彼の苦戦には、2023年に負った右足の怪我の影響があるのではないか、といった憶測もあった。 スズキのMotoGP撤退に伴い、2023年にリンスはLCRホンダへと移籍。その年のアメリカズGPで勝利を収める活躍を見せたが、イタリアGPでクラッシュすると右足を骨折……長く欠場を強いられることとなり、2024年も足を少し引きずるように歩く姿が見られていた。 怪我の影響に関する憶測に対してリンスは「バイクに乗っているとき、足は全く影響していない」と語っていた。ただ2025年シーズンに向けて、彼は小規模な手術を受け、完璧な状態を迎えられるようにしたことがSNSへの投稿で分かった。彼のコメントは以下の通りだ。 「皆、応援ありがとう! 僕は2025年に完璧な状態でスタートを切れるように、ちょっとした手術を誕生日プレゼントとして受けてきた」 2024年のリンスの最高成績は終盤戦のマレーシアGPで記録した8位。2025年シーズンは完璧な状態で、さらなる結果を残していくことが期待される。 なおこのオフシーズンにはリンス以外のライダーも手術を受けた。 チームメイトのファビオ・クアルタラロは、11月下旬に右腕に腕上がりの症状緩和のための手術を受けた。クアルタラロはMotoGPクラスデビュー時、そして2022年にも同様の手術を受けており、今回で3回目となっている。 またルカ・マリーニ(ホンダ)は2023年のインドGPでのクラッシュで鎖骨を骨折しているが、その怪我の固定のためのプレート除去の手術を12月上旬に受け、無事に成功した。 MotoGPの2025年シーズンに向けた最初のテスト走行は、来年2月5日にセパン・インターナショナル・サーキットで行なわれ、その翌週はブリーラムで2度目のテストが実施される。2月28日からは開幕戦タイGPが始まる予定だ。
Lorenza DAdderio