「世界一背が高い犬」が死去…身長2.13mの彼が恐れていた“意外な天敵”が明らかに
記録公表の数日後に起った悲劇
ケビンが「ギネス認定」されたのは今年3月のことだが、ギネス公式サイトで公表されたのは3カ月が経過した6月だ。多数メディアがケビンについて報道し、ケビンの大きな体の写真が世界中を駆け巡った。 しかし何とその数日後、悲劇が起こった。ケビンが体調を崩し、動物病院で手術を受けることとなった。医療スタッフは全力で治療にあったものの、合併症のため亡くなった。 ギネスワールドレコーズは6月24日に公式サイトでケビンの死を発表。「世界一」の喜びからわずか数日で天国に旅立ったケビンを追悼し、また残されたウルフ家の悲しみに寄り添うコメントを発信した。 グレート・デーンは長生きの犬種ではなく、平均寿命は8~10歳と言われている。しかしケビンはまだ3歳だった。早すぎる死にウルフ一家の人々は打ちひしがれているものの、トレイシーさんは「ケビンが記録保持犬となり、脚光を浴びることができたことをとても嬉しく思います。ケビンは注目されることを心から喜んでいました」と気丈にコメントしている。
現在までに、ケビンの跡を継ぐ「高身長・世界一犬」は発表されていない。次の「世界一」犬だけでなくすべての犬が、その家族と共に長く楽しい日々を過ごせることを、トレイシーさんとウルフ一家は願っている。
文:宮田華子