参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文2)それは採用できない
4日に公示される参院選に向けた「ネット党首討論」(共催:ドワンゴ株式会社・ヤフー株式会社 協力:Twitter Japan 株式会社)が6月30日午後、都内で行われた。 【全編動画】参院選を前に論戦 「ネット党首討論」(2019年6月30日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「参院選を前に論戦 「ネット党首討論」(2019年6月30日)」に対応しております。 ◇ ◇
自民・安倍総裁「出生率は改善、支え手も増えている」
安倍:財政検証というのは政治の動きに関係なくしっかりと調査をし、検証してそれを示すというものであります。玉木さんの質問の根拠というか前提に、まるで状況が悪くなるから私たちが隠しているようなんですが、例えば、出生率についても1.35が想定でありますが、足元は1.42、良くなっていますね。そして支え手、400万人増えています。またあるいは実質利回りも1.7%の想定でありますが、今、利回りは4.5になっているということも申し上げておきたいと思います。 夏野:それでは志位さん、どうぞ。
共産・志位委員長「年金保険料負担の上限を年収2000万円に上げるべき」
志位:年金の問題、もう1問聞きたいんですが。私、党首討論で年収1000万円という年金の保険料負担の上限額を、健康保険並みに2000万円まで引き上げる。その際、アメリカでやっているように高額所得者の年金給付をセーブする仕組みを入れる。そうしますと、毎年約1兆円保険料収入を増やすことができる。これを減らない年金に充てようという提案をいたしました。安倍さんは検証が必要ということでお答えになりませんでしたが、検証はしていただけましたでしょうか。ぜひこれ採用していただきたい。 夏野:それでは安倍さん、どうぞ。
自民・安倍総裁「経済を良くしていくことが大切」
安倍:そもそもそれは採用できません。マクロ経済スライドというのは将来、支え手が減っていく、そして給付を受ける対象が増えていく中において所得代替率5割を維持し、なんとか5割をモデル世帯では守り、そして保険料の上限を決めるという仕組みでありますから、今からその調整を行わなければならないという仕組みであって、そのためにはしっかりとデフレから脱却して実額が減らないように経済を良くしていくことが大切だろうと思います。 夏野:では松井さん、どうぞ。