参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文2)それは採用できない
国民・玉木代表「39歳以下女性の家賃負担が重い。家賃支援が必要」
玉木:39歳以下の女性の、実は家賃負担が非常に多くなっています。可処分所得のうち、女性だとだいたい25%が家賃の負担になっているんですが、今、新しい家を建てようとするときには住宅ローン減税とかいろんな支援策があるんですが、賃貸住宅に住んでいる方の家賃補助がほとんど非常に薄いです。われわれ、これをしっかり拡充して1500万世帯ある賃貸住宅の方にお住まいの支援を拡充しようと思っていますが、政府としてはそういう方針はありませんか。 夏野:安倍さん、お願いいたします。
自民・安倍総裁「あらゆる政策で働く女性を支援したい」
安倍:われわれは、あらゆる政策でもって働く女性を支援していきたい、こう考えています。あるいは女性の起業家に対する支援も、これは民間の皆さんと一緒に支援をしていきたいと、こう思っています。あるいは子育てをしている女性の皆さんにとっては10月から始まる幼児教育・保育無償化、これは大変大きな支出カットにつながっていく、こう思っております。いずれにせよ、頑張っている、あるいは社会で頑張る女性、支援していきたいと思います。 夏野:では志位さん、お願いします。
共産・志位委員長「消費増税は無謀、中止すべき」
志位:消費税10%をこのまま実施していいのかが大争点だと思います。8%への増税をきっかけに実質家計消費は年25万円も減り、実質賃金は10万円も減りました。内閣府の景気動向指数は2カ月連続で悪化と、6年5カ月ぶりのことです。一方、G20の首脳宣言では世界経済の下振れリスクに全ての政策手段を用いると確認しています。国内経済の悪化という面からも、世界経済のリスクからも増税は無謀である、中止するべきじゃないでしょうか。 夏野:安倍さん。
自民・安倍総裁「現役世代収入は実質・名目ともプラス」
安倍:内需は堅調であります。雇用や所得環境が改善していく、それは好調な企業収益が下支えをしていると思います。先ほどもおっしゃいましたように、今年の高校、大学を卒業した皆さんの就職率は過去最高となっております。正規雇用の有効求人倍率も史上初めて1倍を超えました。そしてまさにこの現役世代の皆さんの収入は実質でも名目でも、これはプラスになっているということは申し上げておきたいと思います。 夏野:松井さん、お願いします。