参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文2)それは採用できない
維新・松井代表「負担をお願いするなら国会議員が身を切るべき」
松井:今、消費増税のお話がありました。これはもう他の政党の皆さんそうなんですが、2011年復興増税の折には、増税の負担を国民の皆さんにお願いをする限り、全ての国会議員で身を切る改革をやろうということでいっとき2割カットがスタートしたのに、今は元へ戻ってしまっております。これはまず国民の皆さんに負担をお願いするなら、自分たちがまず自分たちの身分を見直すべきだと思いますが、志位さんどうでしょうか。 夏野:志位さん、お願いします。
共産・志位委員長「政党助成金を返上してはどうか」
志位:私たちは消費税を国民に押し付ける代わりに自分たちの身を切るというのは、これは理屈が違うと思います。身を切れば増税を押し付けていいんでしょうか。そんなことにはならない。ただ、私たちは例えば政党助成金317億円、これ各党がトップだけですが、松井さんのところもたくさんもらってると思います。 松井:いただいています。活動経費に。 志位:これ、全部返上したらいかがでしょうか。私たちは廃止を求めておりますし、私たちは受け取っておりません。身を切るって言うんだったらまずそこから取り組んだらいかがですか。 夏野:玉木さん、お願いいたします。
国民・玉木代表「多子加算を拡充すべき」
玉木:少子化が止まりません。国難の1つだといって2年前解散しましたけれども、私たちは少なくとも経済的理由で持ちたい、希望する数の子供が持てない人を救うために、児童手当を拡充して、3人お子さんがいるところには合計1000万円の児童手当がいくようにしたいと思います。止まらない少子化、もっと多子加算を拡充すべきだと思いますがいかがですか。 夏野:安倍さん、お願いいたします。
自民・安倍総裁「財源を確保して幼児教育・保育無償化を実行したい」
安倍:私たちもできる限りのことはしたいと思っています。しかしそれには財源が要るわけであります。かつて子供手当てという大きな課題、目標を掲げてわれわれは政権交代を強いられたわけであります。でも実際はどうだったか。いわば財源を確保できるかどうかなんだろうと思います。私たちは財源を確保して、この10月から全ての皆さまの幼児教育、そして保育の無償化をしっかりと実行してまいります。 夏野:玉木さん、お願いします。 玉木:今、私が申し上げた児童手当てを1万5000円に上げて、中学卒業、高校卒業まで拡充しても1.1兆円です。これは軽減税率をやめたら来年からすぐできます。ですからぜひやっていただきたいと思います。 夏野:では山口さん、お願いします。