「今日の小さな選択が、10年後の自分を作る」料理家・有元葉子さん
有元さん流・暮らしの積み重ね
有元さんの美しく無駄のない生活は、こんな小さな習慣や心がけを毎日続けてきた賜物です。部屋やワードローブを整えれば、心も風通しよく。30代・40代が、今からまねできるヒントが詰まっています。 ▶“目が愉しい”ものだけを身のまわりに 心地いいインテリアにするため、白やエクリュの色や、木やかごなど自然のテクスチュアで統一。「自分にとって、目に入ったときに“気持ちいい景色”であることを大事にすれば、自然と部屋の空気は整っていくと思います」
▶5分あったら、引き出しや棚を1段片付ける 整理整頓は「時間があるときにまとめて」ではなく、気になったときが片付け時。「後回しにしてため込むと、後でより大変に。ほかの家事も同じで、5分あれば服1枚アイロンがけもできる。気づいたときに少しずつ、がおすすめです」
▶心がモヤモヤするときは、掃除をする 生きていれば、悩みやイライラすることは必ずあるもの。「そんなときは頭で考えてもダメなので、体を動かしたほうがいい」と有元さん。掃除や片付けをしていれば、いつしか空間だけでなく気持ちもスッキリ。
▶素材や仕立てのいい服を10年以上着続ける 「多少値が張っても、上質な素材や仕立てのいい服を選ぶようにしているので、10年~30年着続けているものばかり。だから高い買い物ではないんです」。写真はイタリアのカシミヤ専門店でオーダーメイドした色違いのニット。 Staff Credit 撮影/竹内章雄 取材・原文/田中のり子 こちらは2024年LEE6月号(5/7発売)「有元葉子さんの「10年後の自分を豊かにするコツ」」に掲載の記事です。