AIがユーザーにもっと近くなる! CES 2025で見つけた先端ガジェット【海外編】
残念ながら、同社がスマートミラーやスマホアプリを独自のプロダクトやサービスとして展開する予定はないといいますが、代わりにFaceHeartのSDKを外部のデベロッパに提供しています。CESにも過去数年出展していることから、FaceHeartに興味を持ち、パートナーとして名乗りを挙げる相手が増えているそうです。面白い製品が近々出てくることを期待しましょう。 ■iPhoneがスマートロボットになる! TANGIBLE FUTUREは、中国の深圳(シンセン)に拠点を構えるAIロボットのスタートアップです。CESには、最新プロダクトである「LOOI」(ローイ)を出展します。本機はスマホを活用するコミュニケーションロボットです。
ローイは、車輪を搭載する自走方式のロボットがベース。本体のワイヤレス充電コネクターにiPhoneやAndroidスマホを装着してアプリを起動すると、スマホがロボットの「顔」のようになります。ローイは、音声入力や画面のタッチ操作に対応しながら、ユーザーとコミュニケーションが交わせます。チャットのAIモデルにはOpenAIのChat GPTを採用しています。
同社は、キックスターターからローイを商品化しました。現在は、同社の直販サイトなどを通じて世界中から注文できるそうです。価格は169ドル(約26,000円)。CEOのGray Zhang氏は「多くの人が気軽にAIロボットを楽しめるようにローイを作った」と語っています。ベースのロボットにオモチャっぽさがなく、作りもかなりしっかりとしていました。会話の日本語対応がまだできていないそうですが、英語では流ちょうに受け答えしていました。アメリカでかなり人気を集めそうです。
■Apple WatchでiPhoneを「マウス操作」 筆者は、昨年のCES Unveiledレポートでフィンランドのスタートアップ「Doublepoint」(ダブルポイント)が開発した「Wowmouse」(ワウマウス)を紹介しました。今年、同社はCES UnveiledでWowmouseの大きなアップデートを発表し、待望のApple Watchバージョンが誕生します。