AIがユーザーにもっと近くなる! CES 2025で見つけた先端ガジェット【海外編】
2025年のCESでは、ソニーが協賛する特別展示スペース「CES Creator Space」が初めて誕生します。イベントのメイン会場のひとつであるラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)のホールの一角が、世界各国のクリエイターが先端のテクノロジーを活用して制作したコンテンツの展示会場、あるいはネットワーキングのためのスペースになります。コミスキー氏は「従来のエレクトロニクスのプロダクトやサービスから最先端のAIやロボティクスまで広くカバーしながら、クリエイターによる創作の成果までが一箇所に集まるCES」をさらに活気あふれるショーにしたいと語りました。 ■毎日鏡を見るだけで健康チェックができる CES Unveiledにも、海外と日本のユニークな出展社が数多く参加していました。このレポートでは、海外企業の面白い展示をいくつかピックアップします。 台湾のG1 Intelligent Technologiesは、人間の顔画像を認識して、心拍など生体情報を正確に検出する独自のアルゴリズム「FaceHeart」を開発するソフトウェアエンジニアリングの企業です。今年のCES Unveiledには、同社の技術を組み込んだスマートミラー(姿鏡)とスマホアプリのリファレンスモデルを展示しました。
同社の技術は、一般的なデバイスのカメラを使ってユーザーの顔画像を30~40秒前後スキャンするだけで、正確な生体情報を取得できるところにあるといいます。心拍モニターのような機能は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスに内蔵されているパターンを多く見かけますが、G1 Intelligent Technologiesでは「姿鏡やスマホのように、日常生活でより多くの人々が毎日使っているデバイスや家具に心拍計測の機能を組み込むことによって、もっと気軽に健康管理ができる環境を提供したい」というコンセプトから、今回のリファレンスモデルを制作したそうです。