2024年の年度代表馬の発表前に…投票権を持つ記者が「どの馬に入れたか?」を公開します!
「2024年度JRA賞」の競走馬部門の発表が7日に迫っている。記者投票によって選出されるこの賞だが、その内容には賛否が分かれることも多い。そこで、東京スポーツ・関西本紙担当の松浪大樹記者、坂路調教担当の清水友哉記者がそれぞれ投票馬を発表。さらに、その理由まで丁寧に解説を行った。
◆最優秀2歳牡馬
まずは最優秀2歳牡馬だ。暮れのGⅠを制した馬が2頭いるが、両記者ともにホープフルSを勝利したクロワデュノール(斉藤崇)を指名。松浪記者はアドマイヤズームが制した朝日杯FSを高く評価したうえで「3戦3勝馬が出たのでは仕方ない。これに異論がある人はいるのかな?」と問いかけた。
◆最優秀2歳牝馬
続いては最優秀2歳牝馬。ここも当然、阪神JFを制したアルマヴェローチェ(上村)で意見は一致した。松浪記者は「名前を間違えるかどうかだけでしょ」と同馬主でGⅢサウジアラビアRCを制した一文字違いのアルテヴェローチェ(須貝)を引き合いに出し、笑いを誘った。
◆最優秀3歳牡馬
ここまでは順調に投票馬が決まったという両記者だが、次は松浪記者が「一番の難儀」とした最優秀3歳牡馬。クラシック三冠をそれぞれ別の馬が分け合ったことで混戦模様となっており、清水記者は「これはかぶらないんじゃないか」と不敵な笑みを浮かべた。 しかしふたを開けてみると、両記者の投票馬はケンタッキーダービー、BCクラシックでともに3着に好走したフォーエバーヤング(矢作)でなんと一致した。松浪記者は「これは異論はあると思う。(昨年の動画では)日本ダービーを勝った馬を最優秀3歳牡馬にしないとダメぐらいのことは言った」と前置きしつつ「フォーエバーヤングが活躍しすぎた。所詮3着じゃないかと言われるかもしれないけど、エルコンドルパサーも(凱旋門賞)2着で(1999年度の)年度代表馬でしたから」と熱弁をふるった。 さらに清水記者も「最後の東京大賞典、後は国内無敗であること。そして海外の2つ、そこですよね」と同調。日本ダービーを制したダノンデサイルが有馬記念を勝っていた場合の投票についても激論を交わした。