2024年の年度代表馬の発表前に…投票権を持つ記者が「どの馬に入れたか?」を公開します!
◆最優秀3歳牝馬
そして初めて意見が分かれたのが最優秀3歳牝馬。清水記者は「有馬記念で日本ダービー馬(ダノンデサイル)、菊花賞馬(アーバンシック)を倒している」とレガレイラ(木村)をプッシュ。これに対して松浪記者は「GⅠの勝利数もあるけど、イクイノックスは(4歳時に)有馬記念を使っていないから、(木村厩舎の)プライオリティはジャパンカップにあるはず。となると、そこに使ったチェルヴィニアの方が強いという認識があるのではないか」と独自の視点を展開しチェルヴィニア(木村)への投票を明かした。
◆最優秀4歳以上牡馬・牝馬
続く古馬部門は、またも両記者の意見は一致。最優秀4歳以上牡馬は松浪記者が「これは満票でしょ」と言い切ったドウデュース(友道)、最優秀4歳以上牝馬は「(エリザベス女王杯Vの)スタニングローズでも問題ない。そこは記者の見解でしょう」としたうえで「BCマイル4着の感動はフォーエバーヤングに次ぐものがある」とヴィクトリアマイルを単勝14番人気で制し、波乱を演じたテンハッピーローズ(高柳大)の名前が挙がった。
◆最優秀スプリンター・マイラー
投票馬の発表も後半となり、話題は2023年に新設された最優秀スプリンター、最優秀マイラーに。スプリンター部門の23年度はスプリンターズSを制したママコチャが受賞したが、今年度も24年のスプリンターズSを勝ったルガル(杉山晴)が妥当と両記者は口を揃えた。その理由について、松浪記者は「高松宮記念は時期が悪くて、馬場の悪い状況で走るのはイメージがあまりよろしくない。勝ったマッドクールにケチをつける気は全くないが、スプリンターである以上は時計勝負になってもらいたい」と力説した。 マイラー部門も意見は一致。マイルCSを制したソウルラッシュ(池江)だ。松浪記者は「春の馬(ロマンチックウォリアー)にも権利はあるので、どれだけ(票が)入るか」としたうえで「一年を通じて重賞も勝っているし、マイルCSの勝ち方がよかった」と高い評価を与えた。