親しい関係でも、最終的には憎しみを抱くようになるかも。長く関係を続ける秘訣は、近づきすぎず、一定の距離でセーブすること
「何かを我慢し続けている」「他人と比べて自分が劣っている気がする」など、気分が落ち込んでいるのは、自分の機嫌を管理しきれていないからかもしれません。韓国で作詞家やコピーライターとして活躍するキム・ダスルさんによると、「気分がコントロールできれば、人生もコントロールできる」とのこと。そこで今回は、キムさんのベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』より一部引用、再編集してお届けします。 【書影】いつでも上機嫌でいるための気分管理術が身につく!『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』 * * * * * * * ◆親しい人とも“ちょっぴり”離れる お互いの距離が近づきすぎると、気遣いもあいまいになる。 気楽な関係であればあるほど、遠慮なく何でもポンポン言ってしまう。 ぞんざいな言葉には配慮が足りないから、ついつい相手を傷つける結果になる。 結論ばかり急いで、途中の段取りを省いてしまうことも多い。相手が察してくれるはずと完全に甘えてしまっているやり方だ。 やはり人と人というのは、適度な距離があってこそ礼儀もわきまえ、相手のことも尊重するらしい。 近づきすぎると相手へのおかしな依存心も生まれる。相手のことを優先しすぎるあまり、自分を犠牲にするようになるのだ。 つまり依存が過ぎると、それだけ相手に振り回されやすくもなるってことだ。
◆関係を長く続けるために 最終的には、相手に憎しみの感情を抱くようになる。 自分を傷つけ、思い通りにならない相手が憎い。良好だった関係を粉々にしてしまうのは、こうしたいびつな憎しみの感情からだ。 憎しみを感じるたびに、自分も相手も不幸になっていく。 人は思っている以上に他人の影響を強く受けるもの。 適度な距離が保てないと自分が自分でいられなくなるのは、そういうことだ。 人間関係というのは、ちょっぴり離れているくらいが一番美しいバランスなのかもしれない。 だから、どんなに近づきたい相手がいても一定の距離でセーブすべき。それでこそ自分も相手も守ることができる。 お互いの関係を長く続けていきたいなら、距離感をとにかく大事にすべきだ。
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