もうパスワードを忘れない!みんなが実践している「管理アイディア」まとめ。セキュリティの強化にも
1:芸能人の誕生日、車のナンバー…自分なりの「覚えやすい数字や単語」を活用
設定したパスワードを記憶しやすくするためには、自分にとって身近な情報を入れることが有効です。その王道といえば自分の誕生日や電話番号ですが、それらは特定されやすいのが欠点。特定されないよう、どんな工夫をしているのでしょうか? 「その時に閃いた漫画やアニメ、スポーツ選手などに関する言葉をいくつか組み合わせてパスワードに利用しています」(52歳男性/その他) 「自分が好きなアーティストの名前にその人の誕生日をつなげて入れる」(25歳男性/学生・フリーター) 「ペットの名前の語呂合わせをパスワードにしている」(42歳女性/主婦) 「自分の実家の電話番号をもとに、“記号をつけるならコレ”、“英数字のみならコレ”などの4~5パターンを決めて、だいたい使い回している」(54歳女性/学生・フリーター) 「過去の車のナンバーを混ぜている」(47歳男性/公務員) よく設定したパスワードを忘れると、「あなたのペットの名前は?」「あなたの母親の旧姓は?」といった“秘密の質問”を回答することによってパスワードを再発行できるシステムがありますが、そういった自分だけが分かる情報をパスワード化するケースは多いようです。 しかし現代社会では、それさえも特定されるリスクが少なからずあるのは否定できず、慎重な運用が求められます。
2:スマホのメモ機能や、パソコンのワードやエクセルを活用
今回多かったのは、スマホに標準装備されている「メモ機能」を活用し、パスワードを管理しているというケース。また、パソコンソフトのワードやエクセルで管理しているという人も目立ちました。しかしこの方法だと、スマホやパソコンのデータが消えてしまった際にメモが一緒に消えてしまうリスクも少なからずあります。 「スマホのメモに書いている」(38歳女性/主婦)※他多数 「スマホのコピペ機能があるアプリを取り込んでおり、そこにそれぞれのパスワードを入れておく」(51歳女性/主婦) 「あらゆるパスワードをワード文書に入力し、パソコンに保存している」(54歳男性/総務・人事・事務) 「エクセルで表にしてパスワードや暗証番号、口座番号など管理している」(53歳男性/技術職) もう1つ、スマホのメモ帳アプリやパソコンのエクセル・ワードといったツールの場合、ソフト自体のセキュリティが弱いケースが多いのも大きな欠点。本体を紛失した際や、スマホやパソコンのデータに侵入されてしまった場合、簡単に閲覧できてしまう可能性があります。 なかには「仕事関連のパスワードは、プライベート用のスマホ内で表を作って管理。プライベートのパスワードは逆に社用スマホで管理して、万が一流出しても、片方だけでは機能しないようにしています」(31歳女性/その他)といった工夫もありました。