もうパスワードを忘れない!みんなが実践している「管理アイディア」まとめ。セキュリティの強化にも
5:意外に人気!アプリではなく紙による「メモ帳の活用」
今回案外多かったのは、メモ帳アプリではなく、リアルな紙によるメモ帳を活用している人。メモ帳は失くすという最大のリスクはあるものの、アプリと違ってデータが消えてしまう心配がなく、思い立ったときにすぐにメモできる気楽さも魅力なのでしょうか。 「パスワードはメモ帳の自分しか分からないところにすべて書き留めてある」(50歳女性/その他) 「すぐ忘れるので、パスワード用ノートに書いている」(48歳女性/その他) 「100均のパスワード管理帳に書いている」(17歳女性/学生・フリーター) 「必ず手帳にメモしていつでも見られるようにしている」(47歳男性/研究・開発) もちろん紙のメモも誰かに見られる可能性はありますが、行動範囲が限られているなら、インターネット上でハッキングされるリスクよりは安全ともいえます。紛失さえしなければ、悪くはない方法かもしれません。
6:ある意味最強?パスワードは「すべて暗記」している人も
そして最後にご紹介するのは、ある意味最強の管理方法ともいえる「暗記」。若い人から60歳前後まで幅広い世代から、この方法で管理しているという回答が寄せられました。 「パスワードは全部暗記している」(53歳女性/その他)※他多数 「ほとんどのサイトで異なるパスワードを設定しているが、だいたい暗記している」(61歳男性/営業・販売) 「専用のメモ帳に記載しているが、あまりメモは見ていない。わざと毎回手動で入力するようにして暗記した」(29歳女性/学生・フリーター) 「沢山あるわけではないので、基本暗記できています」(45歳男性/その他) 複雑なパスワードをすべて暗記しているなら本当にすごいことですが、一番怖いのは「暗記できる覚えやすいパスワードですべてを統一している」ケース。 実は今回、「覚えやすいようにパスワードを使い回している」という回答がいくつかありました。言うまでもなくパスワードの使い回しは一度ハッキングされると、芋づる式に他のサービスなどにも不正アクセスされるリスクがあります。 やはりパスワードというのは覚えにくさと安全性が比例するもの。セキュリティを考えるならば多少不便で覚えにくくてもパスワードはより複雑化するのが正解なのは確かですが、どうしても利便性を無視できないという人の気持ちも分かります。 なかには、「最近はGoogleにおまかせ……だが、忘れて再設定したほうが安全かもしれないと思うことがある」(59歳女性/その他)という意見も。アンケートで寄せられた工夫を活かしつつ、再設定になるリスクも覚悟でその都度違うパスワードを設定するというのも、1つの方法なのかもしれませんね。
高山恵