フライパンで「ふっくらアジの塩焼き」!丁寧な下処理がポイントです【パパッと魚料理#5】
【コツ3】塩は1尾に小さじ1/2!焼く10~15分前にふる
下処理が終わったら、塩をふります。一般的な真アジは1尾150~200g程度。1尾につき、1%強の小さじ1/2(約3g)程度を全体にふります。 塩焼きはちょっとしっかり目の塩加減の方がおすすめですが、好みで調整してください。ただし、あまり多いと身がパサつく原因にもなるので気をつけてくださいね。 塩をふったら10~15分ほど置きます。暑いとき以外は、室温で問題ありません。 すると、塩の浸透圧でうっすら水分がにじみ出てきます。この水分と一緒に臭みも出てくるので、塩を拭き取ってしまわない程度に、ペーパーで優しくトントンと拭き取ってください。 今回は塩味を効かせたいので、もし塩をたくさん拭き取ったようなら、軽くふり直してください。 塩は味付けだけでなく、こうした臭み取り、そして表面のタンパク質を固めて焼いた時にパリッとさせる作用があります。
【コツ4】フライパン用ホイルを使用すれば皮がくっつかない!
今回はテフロン加工のフライパンを使用するので、そのままでもくっつきにくいのですが、さらに安心なフライパン用ホイルを使用します。 焼くときだけでなく、アジの塩焼きのような脂が出やすいものでも、あとの洗い物がささっと済む点でも楽ちんです。 フライパン用ホイルを使わない場合は、サラダ油を小さじ2程度ひいて焼いてください。
【コツ5】表8分/裏5分、蓋なし!触らずじっくり!
フライパン用ホイルをひいたら、盛り付け時に上になる面から焼いていきます。先に焼く面の方が均一な焼き色が付きやすいためです。 下処理で切り込みを入れた面を伏せて並べてください。 火をつけるのは、並べてからでOK! 中火で30秒ほど加熱してフライパンが温まってきたら、弱めの中火で8分を目安に焼きます。 焼き色が付いたら裏返し、更に5分ほど焼いて火を通します。皮をパリっと仕上げるため、蓋はしません。何度も触ると皮が剥がれたり、身が崩れる原因になるので、ひっくり返すのは一度だけ! じっくりと焼きましょう。 火が通ったら、頭が左になるように盛り付け、大根おろし、好みでレモンなど好みの柑橘、大葉と一緒に盛り付けます。 皮がパリッとして、中はふっくら。箸が止まりません! 好みでしょうゆやポン酢しょうゆをかけて召し上がってください。