【インカレプレビュー】名古屋学院大が関東勢の8強独占を阻止。オータムリーグ上位4校を倒しチームは出てくるのか?
インカレのベスト8は、東海1位の名古屋学院大が中央大に大勝したものの、関東の強豪校たちは地方大学のチャレンジを退け、7校が勝ち上がった。12月7日と8日代々木第二体育館で行われる準々決勝について、カードごとプレビューをまとめてみた。
★日本体育大対名古屋学院大 関東1位の実力を存分に発揮し、拓殖大に41点差で快勝した日本体育大にチャレンジするのは、東海1位で3Pショットを15本決めて中央大に完勝した名古屋学院大。両チームとも留学生2人を擁しており、日本体育大のムトンボ ジャンピエールとコネ ボウゴウジィ ディット ハメードは高さと腕の長さを武器にリングをプロテクトできるのに対し、名古屋学院大のニャン アマドゥ マクターとオコエ ピーター ジュニアがファウルトラブルを回避し、フィジカルに戦えるかに注目。
日本体育大は月岡熙のゲームメイクからアップテンポなオフェンスを展開し、石川響太郎、西部秀馬、小澤飛悠がシュート力を活かして得点に絡めるなど、多くの選手が2ケタ得点を記録できる。名古屋学院大としては新本風河のドライブから展開し、中央大戦で9本決めた中山玄己を筆頭にシューター陣の3Pが決めたいところ。ディフェンスの頑張りで試合をスローテンポにし、70点台で決着になればチャンスあり。
★神奈川大対日本大 筑波大との激戦を制した神奈川大が、九州1位の日本経済大を振り切った日本大に挑む。オータムリーグでの直接対決は1勝1敗で、実力が拮抗している。インサイドで抜群の存在感があるコンゴロー デイビットに対し、神奈川大は阿部千寛と伊藤ハリー大河がフィジカルに戦うことで、長谷川比源が得点やリバウンドを稼ぎやすい状況を作ることができる。また、山本愛哉が3Pショットで脅威となるためにも、長谷川の活躍は欠かせない。4年生ガードの保坂晃毅は筑波大戦で25点を記録したようにオフェンスを牽引し、木村祐誠や永沼創汰朗が貢献できるかも勝利へのカギになるだろう。