国内女子ゴルフ界に“新ヒロイン”登場か 来季注目のルーキー、すでにプロと“渡り合った選手”も
毎年ニューヒロインが生まれる女子ゴルフだが、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)では10月29日から11月1日にかけて茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で最終プロテストを開催。通算4オーバー19位タイまでに入った26名が、同協会の正会員になった。 【写真】おじさまたちのアン・シネ詣に密着 「本当に目のやり場に困った」 最終プロテストに進んだのは105名だったが、総受験者数は695人。例年、“合格率”は3~5%と厳しい確率となっているが、今年も3.74%という難関となった。最年長は28歳の上堂薗伽純で、逆に最年少は17歳の加藤麗奈。加藤と福田萌維は現役高校生で、2人は“JKプロ”となったわけだ。 この26名は、厳しいテストを通過したわけだが、これで来シーズンのプレーが約束されたわけではない。1位通過の寺岡沙弥香は、ファイナルQTの出場権を獲得したが、その他のルーキーたちはファーストQTから、ツアーの出場権獲得を目指す必要がある。プロテスト合格はあくまで通過点、出発点というわけだ。 そして国内女子ツアーでは、11月29日までにファイナルQTを終了。プロテスト合格者26名のうち、この最終予選会に参加できたのは18名で、来シーズンの第1回リランキングまでの出場が濃厚になるボーダーラインまでには5名が食い込んでいる。 これまでツアーでも活躍してきている女子プロたちに混じりながらも好成績を挙げたのは、6位になった永田加奈恵(プロテスト19位タイ通過)、14位の徳永歩(同2位タイ通過)、18位の入谷響(同7位タイ通過)、36位の吉田鈴(同19位タイ通過)、そして37位の荒木優奈(同4位タイ通過)。彼女たちは開幕をレギュラーツアーで迎えられそうだ。 一方、プロテストをトップ通過しファイナルQTから参戦した寺岡は、54位と厳しい結果に。2位タイでプロテストを突破した都玲華も、最終日に77と崩れ寺岡の一つ上の53位と、プロテストのようなプレーができずに終わった。 このように26名の来シーズンには明暗が分かれているが、ここでは注目ルーキーをいくつか紹介していきたい。