【インカレプレビュー】名古屋学院大が関東勢の8強独占を阻止。オータムリーグ上位4校を倒しチームは出てくるのか?
日本大としてはボロンボ ムヘカグラシアブラが控えセンターとして使える目処が立ってきたと言え、デイビットのファウルトラブルを何としてでも回避したいところ。日本経済大の4Q終盤に3Pショットを決めるなど、肝心な局面で試合を支配できる司令塔の米須玲音を筆頭に、井上水都、松村竜吾、新井楽人といったガード陣の層の厚さが日本大の強み。ガード陣の得点で優位に立つことと、新沼康生と奥浜貫太が長谷川とのマッチアップでしっかり仕事をすることが、勝つうえで欠かせない要素だ。
★東海大対大東文化大 オータムリーグでの対戦は東海大の2勝。東海大は17勝5敗の3位でオータムリーグを終えたが、平均失点が最少の64.2点と強固なディフェンスが持ち味。特に福岡第一出身のガード陣、ハーパー ジャン ローレンス ジュニアと轟琉維によるプレッシャーは強力だ。また、ショット・ブロッカーとしてムスタファ ンバアイが入学したことで、対戦相手がペイント内で得点するのに苦労させる点で大きなプラスになっている。オフェンスではポイントガードの轟が軸になるが、西田陽成ら多くの選手が得点で貢献できるのも東海大の強みだ。
この試合はガード陣の出来が勝敗を左右する可能性が高いと見る。東海大の厳しいプレッシャーに対し、大東文化大の塚本智裕が持ち味の堅実なゲームメイクを発揮できるかにかかっている。また、山内ジャヘル琉人が小学校の時からライバルとして戦ってきたハーパー・ジュニアを相手に、2ケタ得点を奪えるかも注目したいポイント。194cmのフォワード富山仁貴がオールラウンドなプレーを見せて活躍できるかも、大東文化大が勝利するために欠かせない要素と言える。
★白鴎大対専修大 2連覇を目指す白鴎大はオータムリーグ制覇こそ逃したもの、2巡目で日本体育大と東海大を破るなど、試合を重ねるごとにレベルアップしてきた。モンガ バンザ ジョエルを筆頭にフィジカルにディフェンスできる選手を数多く揃えており、オータムリーグの相手を70点未満に抑えての勝利が13試合を数えた。オフェンスを牽引するのは昨年の優勝を経験している司令塔の佐藤涼成で、アグレッシブにペイントにアタックし続けることが相手にとって脅威でしかない。4年生フォワードのポーグ健は3Pショットやリバウンドなど、肝心な局面で素晴らしい仕事ができる点で頼りになる。