非ネイティブエリートは少ない英単語を駆使する まじめな日本人は難単語を追いかけがち
「努力する(strive)」「動作する(operate)」ーー。まじめな日本人は英語を話せるようになろうと、このような難しい単語をたくさん覚えようとしてしまいがちです。しかし、よく考えてみれば、日本語でも難しい言葉を会話で使っていたら、逆に「何インテリぶってるんだ」と嫌われてしまわないでしょうか。 それは英語でも一緒です。本稿では『世界の非ネイティブエリートはたった100語で話している』から一部抜粋・再構成のうえ、基本的な英単語を使いこなす方法をご紹介します。 【この記事の他の画像を見る】
■言語の本質は「伝える力」 英語を学ぶとき、多くの人が「もっとたくさんの単語を覚えなければ」と考えがちですが、実際に世界中で活躍している非ネイティブエリートたちは、意外にも限られた単語で英語を話しています。 その理由はシンプルで、言語の本質にある「伝える力」に焦点を当てているからです。 例えば、「strive(努力する)」や「burden(負担を負わせる)」といったビジネス用語も使えますが、同じニュアンスを持つ簡単な単語「work」や「charge」など、基本的な単語を使っても、しっかりと自分の意図を伝えることができます。
複雑な単語を使うことが必ずしも効果的ではなく、むしろ簡潔で明確な表現の方が強い印象を与えることが多いのです。 このようなシンプルな言葉の力を理解しているからこそ、彼らは効率よくコミュニケーションを取ることができるのです。 基本単語であるwork、charge、figureを使ったシンプルな表現方法を紹介していきます。 ■work 努力する/動作する/効く…… 主に「働く」という意味で知られている「work」。しかし、実はworkはこんなにもたくさんの意味があり、難しい単語を使うよりも、この一つでとても応用が利く単語なのです。1つずつ見ていきましょう。
・コアイメージ:機能を発揮する 「機能を発揮する」が軸のイメージにあって、「働く」「動作する」「効く」などの表現に応用できます。手を動かして何かを行ったり、現状よりも前進させたりする作業を表現するのに適していますね。また単語自体、「働きかけることによって付加価値をつける」という意味合いも備えています。 ・表現できる意味①:努力する(strive) striveというのが「努力する」という意味を持った、難しい単語です。workを使って同じ意味を表現できます。