【新NISA】50歳から65歳まで毎月「2万円・4万円・6万円」つみたて投資したら資産はいくらになる?シミュレーション
近年、物価高や日本経済の不安定さにより老後生活の経済的な不安が高まっています。そこから、老後の生活費として年金収入の他に資金を作るための資産運用手段として関心を高めているのがNISA制度です。 ◆【シミュレーション結果を見る】利回り5%で15年間毎月「2万円・4万円・6万円」つみたて投資した結果は? 2024年6月時点の50歳代のNISA口座開設数は約461万口座となっています。これは、日本の50歳代の人口である約1831万人のおよそ25%であり、つまりは50歳代のおよそ4人に1人がNISA口座を保有していることになります。ここからも、NISA口座に興味を示す割合の多さがわかりますね。 今回は、2024年1月からスタートした新NISA制度を活用し、50歳から65歳までの15年間、毎月一定額を投資した場合の資産形成についてシミュレーションしてみます。 ぜひ皆さんの資産形成の参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISA制度とは
まずは2024年1月から開始された、新NISA制度の概要について説明をします。
新NISA制度の概要
新NISA制度とは、少額から投資を開始する人向けの課税制度である「少額投資非課税制度」を指すものであり、従来の旧NISA制度よりも投資額や投資期間の枠が広がったことにより投資の幅が拡大されたものです。NISA制度を利用するために開設をするNISA口座では、取引した株式や債券などの収益や配当金が非課税になります。 ●新NISA制度における2つの投資枠 NISA口座の枠には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があります。 それぞれの特徴は、下記の通りです。 【つみたて投資枠】 ・年間投資上限額:120万円 ・非課税期間:無期限 ・投資対象:長期・分散投資に適した投資信託 【成長投資枠】 ・年間投資上限額:240万円 ・非課税期間:無期限 ・投資対象:上場株式、投資信託など 2つの投資枠は併用して活用することが可能ですが、合計したときの上限額が決められています。 【投資枠上限】 つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて1800万円 ※成長投資枠のみの場合1200万円が上限額 ※一度購入したものを売却した場合には、その分の枠は再利用が可能 積立投資は成長投資枠でも可能ですが、選択できる商品の安定性や投資枠が作られた趣旨を考慮すると、つみたて投資枠により行うのが一般的です。