「もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~」(大倉集古館)レポート。画家になりたかった名建築家が描く女性・モチーフ・空間へのまなざし(文:Naomi)
ショップでは海外製や本展オリジナルのポストカードも
本展を締めくくる地下1階には、コルビュジエが世界各地で手がけた建築の紹介パネルや模型、自らブックデザインも手がけた書籍の数々が展示されている。 また、ミュージアムショップには、本展の公式図録や関連書籍、展覧会に合わせて制作されたカラフルなポストカードのほか、国内ではなかなか取り扱いのない、コルビュジエ建築の輸入ポストカードも多数販売されている。気になる方は忘れずに立ち寄ってほしい。 最後に、本展は、大倉集古館と大成建設株式会社の共同企画で開催されている。大倉集古館は、実業家の大倉喜八郎(1837~1928)によって設立された私設ミュージアムだが、大成建設も大倉喜八郎が1873年(明治6年)に創業した企業であり、今回、同館での展示が実現した。 展示されている作品群はすべて、大成建設ギャルリー・タイセイが所蔵する、世界有数のコルビュジエコレクション450点あまりの中から厳選されたものだ。同ギャラリーは現在、オンライン上でバーチャル・ギャラリーを運営し、常設展と企画展を開催している。非常に美しい3DCGで構築されたコンテンツなので、本展と合わせて、ぜひ楽しんでほしい。
Naomi