加藤学園、登録選手18人を発表 主将「全員野球体現できる」 /静岡
<センバツ高校野球> センバツに初出場する加藤学園が16日、甲子園のベンチに入る登録選手18人を発表した。昨秋の東海大会から選手枠が2人減る中、ともに1年の吉村海音(かいと)、樋口巧両投手が新たに選ばれた。他の16人は昨秋の東海大会の登録選手だった。ただし、登録選手は今後変更される可能性がある。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 米山学監督(41)が16日朝、沼津市足高の雨天練習場でウオーミングアップ中の選手を集め、背番号順に登録選手の名前を一人一人呼んで発表した。呼ばれた選手は「はい」と淡々と答え、発表を終えると選手らはいつもの練習に戻った。 吉村投手は昨秋は右肩のけがで公式戦で投げられず、投球に自信を持てなかった。しかし、紅白戦を重ねるうちに、失点を抑え、四球を減らし、自信がついてきたという。球速も137キロと最高速度を2キロ更新した。「持ち味の球威でどんどん攻める強気の投球をやりたい」と意気込んだ。 樋口投手はテンポ良く投げ、打たせて取る投球が持ち味。冬は内角を突く投球の精度向上に力を入れた。登録選手に選ばれると考えておらず、名前を呼ばれて驚いたという。「選ばれたからには、しっかり抑えたい」と気を引き締めていた。 勝又友則主将(2年)は、登録選手を「カトガクの全員野球を体現できる18人」と表現。日々の練習に緊張感を持って取り組む姿勢が評価基準だろうと分析していた。「甲子園では『これが決勝』と思って、一戦一戦を全員で全力で戦い、お世話になった方々と一緒に校歌を歌いたい」と話した。 米山監督は2月上旬に部員一人一人に登録選手を紙に書かせ予想させていた。米山監督は「(選手の予想は)ほぼ発表した通り。選手たちと考えが一致していると思う」と話した。そのうえで「選ばれなかった選手も実力差はあまりない。今後の紅白戦や練習試合でチャンスをつかむ選手がいるかもしれない。緊張感を持って練習に臨んでほしい」と話した。【池田由莉矢】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇加藤学園登録選手 ◎は主将 背番号 名前 学年 1 肥沼竣 2 2 雨宮快成 1 ◎ 3 勝又友則 2 4 杉本敏 2 5 杉山尊 2 6 大村善将 2 7 植田颯斗 1 8 佐野陸斗 1 9 平尾勝多 1 10 吉村海音 1 11 樋口巧 1 12 飯塚健太 1 13 稲葉悠 1 14 宮崎新那 1 15 吉田光輝 1 16 野極友太朗 2 17 菊間右響 2 18 内田歩希 1