「片付けられる子」に育てたいなら…親が言ってはいけない“意外な言葉”
遊び終えたおもちゃが散らかっていませんか?「片付けて」と子どもに言ってもなかなか片付けてくれませんよね。今回はなかなか片付けてくれない子どもへのアプローチ方法を紹介したいと思います。ぜひ実践してみてください。 【これがあったら要注意!】「片付けられない人」の家にたまりがち…今すぐ見直すべき6つのモノ
1.「片付けて」と言わない方が片付く
片付けてほしい時に、どうしても「片付けて!」ととっさに言ってしまいますよね。けれど、実はそう言わない方が子どもは片付けるようになります。 「片付けて」という声かけは命令しているつもりはないかもしれませんが、子どもに対して命令しているんですね。叱るような口調で言えばその時は動くかもしれませんが、命令だけで長期的に子どもを動かし続けることは難しいです。最初は親の言うことを聞いて片付けていたかもしれませんが、言われ慣れていくうちに子どもは言うことを聞かなくなってきます。 そして、「片付けないとおもちゃを捨てるからね」と、片付けてほしいがために言ってしまった経験も多くの親にあると思いますが(私もあります……)、この言葉も短期的にしか効果はなく、子どもは片付けなくなります。なぜなら、親は捨てると言っても本当は捨てないということが経験を通して分かってくるからです。 では、なんと言ったらよいのか……? 強制的な言葉や脅すような声かけはやめて、子どもには「提案」をしてみましょう。 「片付け」というワードは子どもからすると「嫌なことやめんどくさいことをやらなければいけない」という認識があります。そして漠然とした言葉なので、具体的に何をどう片付ければいいのか?ということを子どもが分かっていない場合があります。 なので「片付け」という漠然としたワードを封印して具体的な提案をしてみましょう。 例えば、「このおもちゃをあの箱に入れない?」と。 「片付けて」と同じようにシンプルな一言ですが、命令でもなく、具体的で子どもにとっては何をすればいいのかわかりますよね。 「この本を本棚に入れておかない?」「筆記用具は筆箱に入れておこうか」などと、実際に何をどうしてほしいのかを提案してみましょう。 何回も「片付けなさい!」と口うるさく言うよりも、具体的な提案を一度した方が動いてくれます。