運動嫌い必見!いつまでも歩ける体をキープするために今日から始めたい「簡単『ながら』習慣」
一生歩ける脳と体をつくる#1
ずっと歩ける体を維持するために、運動は大切。でもなかなか習慣にしづらいものですよね。そこで、何かのついでの「ながら」でOK!日常の動きにひと工夫加えるだけの簡単な動きをご紹介します。
教えてくれたのはこの2人
■中野(なかの)ジェームズ修一(しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、生活習慣病対策などを実現するフィジカルトレーナーの第一人者。 ■加藤俊徳(かとう・としのり)さん 脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校(R)」代表。専門は脳科学およびMRI脳画像診断。『イラスト図解 脳とココロのしくみ入門』(朝日新聞出版刊)他、著書多数。
「運動嫌いの人」は何かのついでに体を動かせばOK
筋力を衰えさせないためには、体を動かすことが一番。でも「運動は嫌い、なかなか続かないという人は、まずは日常生活の中でできることから始めましょう」と中野さんは言います。 「日常生活のいつもの動作に、ついでの“ワンアクション”を加えるだけでいいのです。そうやって体の使い方を変えるだけで、筋力を維持しやすくなり、姿勢が改善し、腰痛、ひざ痛などの不調も改善できます」(中野さん) また「日々の習慣をちょっと変えるだけで、脳の衰えを予防できます」と加藤さんは言います。「毎日の習慣で脳が活性化すれば、歩く気力も湧いてくるはずです。歩くことで脳も筋力も維持できれば、好循環が生まれますよ」 回数や時間は自分のペースや都合に合わせて。運動習慣がない人でも取り入れやすい、日常生活のいつもの動作をする中で“ついで”にできることを紹介します。
1.電車など、移動しながらできる動き
■ふくらはぎを動かして血流改善、つまずき予防に!【足首上げ下げ】 いすに浅く座り、両足を前に出す。かかとは床に着けたまま、片方のつま先をできるだけ高く上げ、足首を曲げます。 ふくらはぎや関節を大きく動かす意識で、足首を左右交互にリズミカルに上げ下げします。 ■背骨を動かして腰痛を防ぐ!【背骨の曲げ伸ばし】 背中を丸めて、いすの背もたれに腰を当てます。お尻より少し上あたりに重心がのるようなイメージで。 次に背中を伸ばして腰を少し反るようにして重心をお尻に戻します。これらの動きを何度が繰り返します。