アプリ会員3000万人めざすドンキの「新規顧客獲得」「既存顧客の来店頻度向上」に向けた戦略とは
テレビCM施策は、ドン・キホーテに来店したことがない若年層を惹きつけるような大型キャンペーンを実施する予定としている。学割施策としては化祭や卒業式といった学生ならではのイベントごとに必要な商品を特設サイトで提案し、学生限定の割引を提案し学生との接触機会を増やしていく計画。インフルエンサー施策は、若年層の人気が高いインフルエンサーによるライブ配信でドンキ商品の紹介を行い、接触機会を増やし利用意向の拡大につなげたい考え。そのほか、若年層向けのアイテムを集めたアワードといったカテゴリーに特化したフェスなどを通じ、若年層のファンを獲得していくという。こうした取り組みを通じて来店とアプリ会員化を促す。
majicaアプリを通じては、既存会員の来店頻度向上を強化する。会員1500万人のデータ分析から、既存会員の属性ごとに有効なサービスやクーポンを出し分ける。そのほかアプリにデジタルスタンプカード機能を実装し、ゲーム感覚で参加可能なミッションなど用意するという。ミッション達成で特典進呈などインセンティブを設け来店頻度の向上につなげる考えだ。 離脱防止・離脱復活に向けたMA施策も手がけていく。来店頻度が下がってきた会員や、一定期間来店のない会員に対してはアプリ以外のタッチポイントを強化する。MAをかけ合わせた再来店アプローチで休眠会員100万人の呼び戻しを促す。