「対戦相手は嫌なんだろうな」

J１のクライマックスを展望した槙野氏。写真：金子拓弥（サッカーダイジェスト写真部）

　残り１節となったJリーグは、昨季王者のヴィッセル神戸が勝点69で首位に立ち、同68で２位のサンフレッチェ広島、同66で３位のFC町田ゼルビアが後を追っている。 【画像】J１リーグ最終節、３チームの優勝の条件は？ 　このまま神戸が連覇を達成するのか、広島や町田が逆転するのか。Jリーグや欧州サッカーを放送しているABEMAが実施している「アベマ サッカー祭り」の実行委員長に就任した元日本代表DFの槙野智章氏に見解を訊いた。 　神戸と広島のOBでもある槙野氏は、少し悩んだ後、前者の優勝を予想した。 「神戸は勝ち方を知っているチーム。あとは選手層の厚さとリーグでの勝点を含めたアドバンテージを持っている点を考えると、可能性が高いと思います」 　そのヴィッセルの強さの理由については、こう分析する。 「戦い方がぶれないこと、補強をした選手たちがうまくはまったこと、途中から出てくる選手たちが疲弊した選手たちよりもバージョンを上げて入ってくるので、対戦相手は嫌なんだろうなというのがある」 　３クラブが優勝の可能性を残す最終節では、神戸がホームで湘南ベルマーレ、広島がアウェーでガンバ大阪、町田がアウェーで鹿島アントラーズと対戦する。 　最後まで何が起きるか分からないタイトル争いの結末に注目だ。 取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）