特集「キャッチ」子どもの本の店「エルマー」絵本で救われた店主が迎える温かな居場所 福岡
夕方、エルマーに1人でやってきたのは小学5年生の男の子です。塾に行く前、時々寄ってくれるのだといいます。 ■前園さん 「みかんを、じゃあ、これ2つ。」 ■男の子 「いや、いい。もう塾行く。あ、まぁいいや。ありがとうございます。」 男の子は、3歳からの常連客です。前園さんの店は、“居心地が良く面白い場所”だと話します。 ■男の子 「ばいばーい。」 ■前園さん 「いってらっしゃい。」 ■前園さん 「幼い時の経験は、塾やお稽古も大事だと思うけれど、でもやっぱり私は、人とのつながりだと思うんです。そこを一番大事にしていきたいと思う。何かあった時にエルマーに行って、スタッフや前園さんにお話できたよねって。おなかすいたって言ったらお菓子くれるよねとか、そういうことが一番人生を豊かにしていくんじゃないかなと思うんです。」 地域に根ざして、絵本でつなぐ人と人との思い。エルマーと前園さんの物語は、まだまだ続いていきます。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年12月18日午後5時すぎ放送