JR貨物脱線、レールや枕木を取り外し復旧作業 道床交換機を投入、砕石吸い上げ 川内-隈之城間は運休続く
鹿児島県薩摩川内市の川内駅構内で12日未明に発生した貨物列車の脱線事故で、現場では22日、レールや枕木を取り外しての復旧作業が進められた。JR九州の道床交換機という大型機械を投入し、砕石を吸い上げた。鹿児島線の川内-隈之城間は運休が続いている。 【写真】〈別アングル〉道床交換機で砕石を吸い上げる脱線現場。後方右に九州新幹線、左に脱線した機関車が確認できる=22日、薩摩川内市の川内駅付近
貨物列車は12両編成。12日午前3時ごろ、先頭の機関車1両と貨車2両が脱線した。脱線車両は19日までにすべて移動させ、20日から線路など設備の復旧に着手している。 同社は当面の間、運休区間の代替バスや、九州新幹線の川内-鹿児島中央間の振り替え輸送を続ける。
南日本新聞 | 鹿児島