逮捕報道から4カ月…佐野海舟はドイツで今「めっちゃいい。海舟がかなり回収してる」板倉滉も認めた10戦連続先発の理由「日本代表スタッフも視察」
対戦した板倉が漏らした本音
そこからは日々、試合をこなしながら新たな環境に慣れつつ経験を積む時間が始まった。第3節のブレーメン戦では序盤2試合同様に厳しい評価を受けざるを得なかったが、少しずつ改善の兆しを見せ始める。先発出場を重ねることで徐々に強気なボール奪取も増え、チーム内での信頼も高まっていった。 迎えた第8節のボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦。日本代表DF板倉滉との日本人対決となった一戦で、佐野は自身の成長を見せつけることになる。中盤でのスペースケアが抜群でボールの奪いどころとして機能し、ゴール前ではシュートに体を投げ出してブロック。「最初よりかは自分のプレーを出せるようになってきた」と言うように、勝ち点1に貢献した。 このパフォーマンスを称賛したのは、対峙した板倉だ。日本代表で一緒にプレーした経験のある佐野の守備力を、相手として厄介だったと表現している。 「めっちゃいいですね。かなりセカンドボールを回収しているなと。自分たちがここを抜ければチャンスというところを海舟がとことんつぶしていた。危機察知能力、フィジカル能力、両方を持ってる選手で、なおかつ前にも運べる選手。『うわ、また海舟がプレスに入ったな』と後ろで思っていた。すごく今のチームに合っているなと思いますね」 翌週の第9節フライブルク戦では同じ日本代表のMF堂安律と対戦。 マインツは好調フライブルクに対し、自陣でブロックを敷きながらスペースを消して守備から入る形でスタート。相手のビルドアップをうまくサイドに追い込むように促し、中に入ってきたところで佐野が回収するというパターンを確立していた。実際にそのパターンでボールを奪い、前線へと運ぶ場面が多く、佐野が守備戦術における中心人物の一人となっていた。試合後、堂安も板倉と口を揃えて「海舟が生きるチームだと思う」と表現したように、佐野にとっては真価を示す一戦となった。
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