レアル・マドリー会長、バロンドールについて口を開く…「今回のロドリの受賞はノーだ。マドリーの選手が絶対に獲得すべきだった」
レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、2024年のバロンドールについて口を開いた。 【バロンドール2024 投票結果】 今年のバロンドールはマンチェスター・シティMFロドリが受賞。授賞式が行われる直前にその結果を知ったレアル・マドリーは、FWヴィニシウス・ジュニオール、またはDFダニ・カルバハルが受賞すべきだったと憤り、式に参加することを急遽取り止めていた。 24日に行われたレアル・マドリーのソシオ(クラブ会員)総会で登壇したペレス会長は、今回のバロンドールの結果が不当だと言い切る。今回からUEFAが共催する同賞の投票システムに異を唱えた。 「私たちはロドリに愛情を抱えているし、一度は受賞に値する。そこは明確にしておきたい。ただし今回はノーだ。今回はレアル・マドリーの選手であるべきだった。どんな基準を適用したとしてもね」 「受賞すべきと叫ばれていたのはヴィニシウスだったが、私たちのキャプテン、カルババルでもよかったはず。もしくは、ベリンガムでもね。説明するのはとても難しいが、しかし驚くべきことがいくつもある。例えばUEFAが声明で、自分たちの介入が投票システムにどんな影響も与えていないと強調したこともそうだ」 今回のバロンドールから各国記者は5選手から10選手を選定することになったが、複数の記者がヴィニシウスを10人の中に含めなかった。 「投票システムは変更された。投票の点数についてもそうだ。フットボールがこれだけグローバルであるにもかかわらず、インドのような人口の多い国の記者が投票に参加しなかったのは驚くべきこととしか言いようがない。そしてナミビア、ウガンダ、アルバニア、フィンランドの記者の投票がなければ、ヴィニシウスはバロンドールを受賞していただろう。それらの国の記者はヴィニシウスに一票も入れなかったんだ」 「加えてフィンランドの記者は、その後バロンドール投票権を放棄することを発表した。記者の選定基準を開催者に聞かなければならないが、しかし彼らはコストなしで好きなように振る舞えるんだ。フランスフットボールとレキップには、UEFAと一緒になった意味を問いただす必要がある」 「バロンドールは独立した賞であり、皆から認められる人間が投票しなくてはならない」