油井宇宙飛行士がいるISSを見上げよう 7月31日から日本でも肉眼でチャンス
ISSはいつ見える?
そんなISSを見る好条件のチャンスが、7月31日~8月3日にかけて続きます。多くの人にとって観測しやすい、日没後の時間帯に訪れる好条件のチャンスを表にまとめました。(地域によって見えるチャンスや方角が異なるので、ご注意ください)
いずれの回も、ISSは前後5分くらいをかけて空を動いていきます。また、出現時間に数分程度の誤差が生じることもあるので、表の時刻は目安としてください。 90分間で地球を周回するISSですが、肉眼で見ることができるのは太陽との位置関係が良く上空を通過している時だけ。なかなかチャンスが訪れない時期もありますので、ぜひこの機会に探してみてください。 より詳細な情報は、JAXAサイト内の「『きぼう』を見よう」というページで確認していただければと思います。地域ごとに異なる方角や地上からの角度などは、ISSを探す際に重要です。また、表に示さなかった夜明け前や、8月4日以降のチャンスを調べることもできます。 夜空を動いていくISSの光。地上から見えているということは、ISSからも私たちのいる場所が見えている、ということです。もしかしたら油井さんも、その瞬間に日本を眺めているかもしれないし、ミッションに集中している時かもしれません。そんな想像を膨らませながら、不思議な光を眺めていただけたらと思います。
---------------- 日本科学未来館 科学コミュニケーター 谷明洋(たに・あきひろ) 1980年、静岡県生まれ。少年時代から天体観測と写真撮影が趣味。京都大学大学院農学研究科を修了後、静岡新聞記者を経て現職。