【株主優待】QUOカードがもらえる株保有で、ポイ活も!「QUOカード優待」は節約にも効果あり
◆「QUOカード優待」の注意点はある? いわゆる「QUOカード優待」の銘柄を買う時に、いくつかの注意点があります。 まず、この「QUOカード優待」に限らず、株主優待は縮小傾向とも言われています。大手リース会社がQUOカードの株主優待を廃止したこと、また国内唯一の証券取引所グループでも「QUOカード優待」の廃止をすでに予告したことなどのニュースをご存じの方も多いことでしょう。ただし、廃止になっても、高配当銘柄であれば配当金がもらえるわけです。 「累進配当(※長期的に減配せず増配や配当金を維持する銘柄)」の銘柄、チャートが右肩上がりになっている銘柄であれば、長く保有しやすく安心できるのではと考えます。 次に、最近では、驚くほど多くの額のQUOカードがもらえる株主優待の新設を行う企業もあり、翌日からストップ高になることもあります。ただし、赤字企業や上場維持基準を保つためなど、何かしらの理由で“株主優待での大盤振舞い”が行われていることもあるようです。投資初心者は、「その株主優待が、2年目や3年目も本当に続く?」と多少は疑ってみることも必要になってきそうです。 注意しなくてはいけない「QUOカード優待」ではありますが、長期保有でQUOカードの額が増える銘柄もあります。資産形成において、株の売買で利益を得る方法もありますが、仕事や育児で忙しい人だと中長期保有で、売買をせずに保有しつづけるとQUOカードの額が「増えていく」なら、割とマイペースに構えていられます。筆者もそのような銘柄を持ち、企業の成長とQUOカードの額面アップという“2つの成長”を楽しみにしています。
谷口久美子