【株主優待】QUOカードがもらえる株保有で、ポイ活も!「QUOカード優待」は節約にも効果あり
生活を苦しめる物価高。「株主優待で食費が助かる」こともあり、大きく活躍するのがQUOカードです。あまり見たことがない人もいるかもしれないQUOカードですが、コンビニエンスストア、有名ファミレスや、ドラッグストアでも使え、節約主婦は使い方にもこだわります。※株価は11月5日終値 【写真】薬や化粧品だけじゃない!マツモトキヨシで買った商品 * * * * * * * ◆はじめに ・「株主優待」とは? 私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。 ・「権利付最終日」とは? 権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。 つまり、配当金や「株主優待」などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。 例えば、2024年11月の権利付最終日は11月27日、権利落ち日は11月28日です。そのため、11月に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、11月27日までに株を買っておかなければなりません。
◆「QUOカード優待」はどれだけある? QUOカードがもらえる「QUOカード優待」は、かなり多くあります。 複合機のリースなどで知られるリコーリース(8566※)(株価4,985円、最低投資額49万8,500円)の株主優待は、100株保有では、1年未満2,000円分、1年以上4,000円分、3年以上5,000円分のQUOカードです。権利月は3月です。 このリコーリースでは25期連続の増配を発表し、株主優待だけでなく配当金も期待できます。 ※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。 技術商社のサンワテクノス(8137)(株価2,146円、最低投資額21万4,600円)の株主優待は、100株保有で、2年未満は1,000円分、2年以上は2,000円分のQUOカードです。権利月は3月です。 このサンワテクノス、10月30日には年間配当額を1株120円にすると発表し、実現すると4期連続の増配になります。配当利率も5.59%あり、高配当銘柄です。 自動車サスペンションを手がけるメーカーのヨロズ(7294)(株価1,168円、最低投資額11万6,800円)の株主優待はカタログの中から選ぶのですが、例年、カタログにQUOカードがあります。100株では1年未満1,000円相当の商品かQUOカードで、1年以上3年未満は2,000円相当、3年以上は3,000円相当になる“増える”株主優待です。 権利月は3月です。 2輪車のブレーキホースなどのゴム製品を製造するニチリン(5184)(株価3,730円、最低投資額37万3,000円)の株主優待のQUOカードは、100株保有では1年以上1,000円分、3年以上3,000円分と、こちらも“増える”のが特徴です。権利月は12月です。 化学商社の稲畑産業(8098)(株価3,250円、最低投資額32万5,000円)の株主優待のQUOカードも長期でもらえる額が増え、100株、200株、300株と保有株数によっても額が増えます。 100株保有では……6ヵ月未満500円、6ヵ月以上1,000円、3年以上2,000円分 200株保有では……6ヵ月未満500円、6ヵ月以上2,000円、3年以上3,000円分 300株保有では……6ヵ月未満500円、6ヵ月以上3,000円、3年以上5,000円分 ただし、保有株式数の条件を満たし、同一の株主番号である必要があります。そればかりでなく、株主名簿の記録確認(基準日:3月31日、6月30日、9月30日、12月31日の年4回)もあるため、売買などで株主番号が変わってしまわないように注意しましょう。