[懐かし名車旧車] いすゞ ベレット1600GT(1964-):エレガントにして俊足。国産車で初めて“GT”を名乗った2ドアクーペ
サーキットでの活躍した本格ミッドシップスポーツ「ベレットMX1600(プロトタイプ)」
◆ベレットMX1600(プロトタイプ) さらに市販に近づいたMX1600-ⅡはボディがFRP製となり、エンジンも117クーペに載る140馬力の1.6LのDOHC「EG161WE型」とされた。4本スポークのステアリングや7連メーターなどインテリアも完成度が高かったが、3台が試作されただけでついに生産は夢に終わってしまった。 ◆ヘッドライトは4灯式を採用。低いスラントノーズよりさらに低い位置に装備されている独特のデザイン。 ◆市販前提で開発されたそれは、デ・トマソ・バンテーラを手がけたトム・ジャーダ氏によるデザイン。 ────────── 1963年 ────────── ・6月:ベレット発表 ・11月:発売開始(4ドアセダンに1.5Lガソリンと8Lディーゼル搭載) ────────── 1964年 ────────── ・4月:1600GT追加 ・9月:エキスプレス(商用バン)発表、1600GT改良(4灯式ヘッドランプの2灯化など)、1500GTと 1500クーペ追加(ともに1年あまりでカタログ落ち) ────────── 1965年 ────────── ・ 9月:ベレット1500にオートマチック追加 ────────── 1966年 ────────── ・4月:セダン系マイナーチェンジ(フロントグリル/テールランプデザイン変更、フルシンクロの採用、インパネまわり一新など) ・9月:1600GT改良(エンジン/インパネデザイン変更など) ・11月:ベレットBシリーズ(後輪リジッドアクスル採用など)8車種追加 ・12月:ファーストバック1600GT発売 ────────── 1968年 ────────── ・7月:アルミヘッドの採用で1.3/1.5Lのガソリンエンジンパワーアップ ────────── 1969年 ────────── ・9月:1600GTR発表、同時に1600デラックスも設定 ・10月:東京モーターショーにベレット1600MXを出品 ────────── 1970年 ────────── ・11月:1800GT/1600スペシャル発売。1500デラックスと1600GTファーストバックはカタログ落ち ────────── 1971年 ────────── ・10月:マイルド仕様の1800GTN追加。GTRの呼称をGTtypeRに変更 ────────── 1973年 ────────── ・3月:ベレットGTシリーズ生産終了 ・9月:ベレット生産終了
────────── ●文:横田晃(月刊自家用車編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
月刊自家用車編集部