【梅雨のカビ対策】放っておくとアレルギーの原因にも…カビ増殖を防ぐためには? プロに聞いた対策とお掃除のポイント
ジメジメした梅雨時期に増える「カビ」。ぜんそくやアレルギーなど健康被害の原因になるとも言われていますが、増殖させないためにはどうすれば良いのでしょうか?専門業者に対処法を聞きました。
健康被害の原因にも…カビが発生しやすい条件は?
ご協力いただいたのは、カビ取りの専門会社「ハーツクリーン」の久保田圭祐さんです。 (「ハーツクリーン」久保田圭祐さん) 「創業者が親をカビによる肺炎で亡くしたことがきっかけでこの事業を始めたんです。カビで大切なものや大切な人を亡くさないように、私たちでカビ取りを行わせていただいております。取れなかったカビはございません」
創業11年目、5000件以上の実績のある「ハーツクリーン」が向かった先は、担当ディレクターの家。 12年前にリフォームして、家族5人で暮らしています。 (ディレクター)「水回りが気になっていまして。洗面台の黒いの…カビですよね?」 (久保田さん)「そうですね、カビですね」 パッキンと木の部分がカビで黒ずんでいます。 (ディレクター)「一応拭いてはいるんですけど、健康に良くないんですか?」 (久保田さん)「そうですね。表面を拭き取ったとしても、カビの根っこまでは死んでいない可能性があります」
カビは生物です。気温20~30度、湿度75%以上で急激に活発化するので、梅雨の時期は特に気をつけなければいけません。 水回りの菌の数を測定をしてみると・・・ (久保田さん)「(菌の数が)1000以上であれば健康に被害を及ぼす可能性があると言われています。あ、めちゃくちゃ高いですね」 出てきた数値は、20万3807!多いときでも2~3万ぐらいだそうなので、これは大問題です。 (ディレクター)「触ったりしていたら手に付着したり?」 (久保田さん)「そうです。触った後、何か食べたりすると、菌を体の中に入れてしまっていることになります。」 カビは皮膚や呼吸器系の病気を引き起こす恐れがあります。胞子が飛んで、辺り一帯が汚染されている可能性も・・・