「なぜ角田裕毅ではなくローソンをペレスの後任に選んだのか」レッドブルの選択を『F1』公式の識者が考察|F1
レッドブルF1チームは現地時間19日、リアム・ローソンが2025年のレギュラードライバーになると正式発表した。 【動画】同じ高校出身”Take”久保建英に、もしなれたとしたら…角田裕毅の答えとは!? その前日にはセルジオ・ペレスが即時契約解除で合意に至り、今季限りでチームを離脱すると発表されたばかりだった。 2024年、VCARBで角田裕毅はフルシーズンの24戦、ローソンは終盤の6戦を戦ったのみ。同チームの獲得ポイントは46ポイントとなり、そのうち30ポイントは角田が手にしたもの。ダニエル・リカルドは18戦までで12ポイント、終盤6戦のローソンは4ポイントを奪取した。 なお、予選におけるチーム内当該成績は角田12-6リカルド、角田6-0ローソンという結果だった。 それでもレッドブル昇格となったのはまだフルシーズン未経験であり、キャリア11レースのローソン。この状況を踏まえて『F1』公式のプレゼンターであるローレンス・バレット氏は「なぜ角田裕毅ではなくローソンをペレスの後任に選んだのか」という見出しでレッドブル人事について見解を示している。
今回に至るまでの流れとして、レッドブルはかつて同チームで活躍したダニエル・リカルドの再起用をプランに入れていた。だがリカルドは対角田という見方でアドバンテージを示すことができなかった。 「夏休みが近づくにつれ、セルジオ・ペレスの肩にプレッシャーが重くのしかかっている中、レッドブルがもしメキシコ人ドライバーを更迭するのならば、その後任として最も有力視されていたのはリカルドだった」 「情報筋によると、レッドブルはサマーブレイク明けにこのオーストラリア人ドライバーを起用しようとしていたが、結局考えを変えることにした模様。シーズン前半の6月、新たな契約を交わしていたペレスを信頼し続けたという」 「その後、リカルドのスター性は急速に衰えてしまう。そしてそのチームメイトだった角田ではなく、アメリカGP以降リカルドの永久的な代役となったローソンが、そのまま後任候補のトップランナーとなった」