【日本ハム】新守護神にサプライズ指名された斎藤友貴哉が決意「責任感を持ってオフを過ごしたい」
日本ハム・斎藤友貴哉投手(29)が1日、新守護神の期待に応えることを約束した。11月30日のファン感で新庄剛志監督(52)から来季の抑えにサプライズ指名された最速161キロ右腕。「自分でもまだまだすごく可能性を感じている。責任感を持ってオフを過ごしたい」と決意をにじませた。 武者震いした。6年間で通算1セーブの男が、来季のクローザーに大抜てきされた。直近2年で計45セーブを挙げている田中正とともにW指名されてから一夜明け「だいぶビックリ。『オフ、覚悟を持ってやれよ』ってことだと思う。ここからが競争」と気持ちを新たにした。 阪神から移籍2年目の今季は自己最多25登板でプロ初勝利を含む防御率1.71。10月5日の楽天戦では初Sをマークし、新庄監督から「面白い」とCSの守護神候補として名を挙げられた。「1試合ですけどセーブシチュエーションで投げさせてもらって、すごく緊張した。今年は後半戦にすごくいい場面で投げられて自信がどんどんついていった」 不動の座を勝ち取るべく、オフは「技・体・心」の順で鍛え上げる。しびれる局面を任されるのが守護神だが「メンタルは多分、鍛えられない。技術と体力。その土台が上がれば打者を圧倒できると思う。メンタルはその次」。技と体のレベルアップこそが自信につながると信じている。この日は苫小牧市内での選手会納会ゴルフに参加。108人中75位の結果に苦笑いするも英気を養った。ボスからの“エール”のこもったビックリ指名。またとないチャンスを、ものにする。 (堀内 啓太) 〇…23年のドラフト1位左腕・細野が納会ゴルフに初参加。人生初のラウンドをスコア「129」で回り「楽しかったです。ずっとTVで見ていた光景なので『これがプロ野球だ』と。最初は全然ダメでしたけど尻上がりに行けたのでもう一回やりたい」と笑顔だった。1月は同じ左腕で同期の楽天・古謝と自主トレ予定であることを明かし「2人で相談して決めた。1~2週間ぐらい」と話した。
報知新聞社